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見どころ解説
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見どころ解説
FINALS
SEMIFINALS
QUARTER
FINALS
佐々木クリス&松島良豪の見どころ解説!
西地区優勝を逃し、昨季王者としての真価が問われていた琉球。 CSでは見事にそのプライドを取り戻し、SFを突破した。 連覇を果たすことで、王朝の扉を開くことができるか。 琉球ゴールデン“キングス”が再びファイナルの舞台に立つ。 対するは、決して後退することなく、王座へ向けて前進し続ける広島。 機動力豊かな選手たちがスイッチディフェンスを駆使して相手を封じるさまは、昆虫の群れを表すスウォーミングそのもの。 群れで襲い掛かり、王者を喰うことができるか。 広島“ドラゴンフライズ”がファイナルの舞台を勇猛果敢に飛び回る。
2023-24 SEASON
主要スタッツ比較
※2024年5月6日(B1レギュラーシーズン終了)時点
琉球ゴールデンキングス
広島ドラゴンフライズ
82.6点
79.2点
40.8本
37.8本
17.6本
17.6本
4つの注目ポイント
琉球としては広島のビッグラインナップとのフィジカルバトルを制し、インサイドでのアドバンテージを握れるかが鍵となりそうだ。
対する広島はCSで爆発している3Pシュートの効力を発揮することで、琉球にプラン通りのディフェンスを遂行させないことが重要となるだろう。
・相手のターンオーバー%:1回のオフェンスで相手チームがターンオーバーをする確率 OPP TOV/(OPP FGA+0.44×OPP FTA+OPP TOV)
・キックアウト:ゴールにアタックした後、インサイドからアウトサイドへパスを出すプレーのこと
ピックアッププレイヤー
背番号
#45
ポジション
C
ゴール下を支配する重戦車。力強いオフェンスリバウンドからセカンドチャンスポイントを奪取する。
背番号
#13
ポジション
SF/PF
CSモードのオールラウンダーはさらなるギアチェンジでFINALSモード発動なるか。
背番号
#7
ポジション
PF
フィジカルが武器の攻守揃ったバランサー。チームを活かす潤滑油としても活躍する超人ハルクは再びFINALSで爆発するか。
背番号
#30
ポジション
SG
CSでの3Pシュート成功率は脅威の55.9%をマーク。3Pシュートで王座を射止めるか。
3つの注目ポイント
琉球は堅牢なディフェンスで広島のペイントアタックを抑え、3Pシュートでとどめを刺すことができるかに注目だ。
対する広島はGAME1を上回るディフェンスで、琉球からさらに多くのターンオーバーを引き出すことができるか。そして、ペイント内の強度が高い琉球のディフェンスをこじ開けられるかに注目だ。
・相手のターンオーバー%:1回のオフェンスで相手チームがターンオーバーをする確率 OPP TOV/(OPP FGA+0.44×OPP FTA+OPP TOV)
ピックアッププレイヤー
背番号
#14
ポジション
PG/SG
今まで幾度となく勝負を決して来た琉球の顔。彼の手から放たれる3Pシュートで、理屈を超えた戦いとシーズンに終止符を打てるか。
背番号
#15
ポジション
C
堅牢な琉球のインサイドを跳ね返す役目を担い、トランジションを速めることでゲームチェンジャーになれるか。広島のビッグラインナップを支える影の大黒柱。
背番号
#30
ポジション
SG
王朝の扉に手がかかった今、それをこじ開けるのはエースの役目。強気な3Pシュートとペイントアタックで広島の群れを打破したい。
背番号
#13
ポジション
SF/PF
広島の核たるオールラウンダーは、ダイナミックに走り回るスタイルでこそ輝く。ディフェンスからのトランジションで活路を見出せるか。
3つの注目ポイント
琉球がペイント内のディフェンスを機能させ、オフェンスで安定したパフォーマンスを発揮することで、連覇を果たすか。 広島が強度の高いディフェンスで琉球のリズムを奪い、そこから相手に襲い掛かるオフェンスを見せて、初優勝を飾るか。 GAME2まで自らの強みは双方が発揮し続けている。 その中で、それぞれが、それぞれの強みのどこを強調し、どこを打ち消しにいくのか。 采配を含め総力を結集したラストバトルの結末やいかに。
・相手のターンオーバー%:1回のオフェンスで相手チームがターンオーバーをする確率 OPP TOV/(OPP FGA+0.44×OPP FTA+OPP TOV)
・アシスト/ターンオーバー比:ターンオーバーあたりのアシスト数 AST/TOV
ピックアッププレイヤー
背番号
#4
ポジション
SF/PF
琉球連覇のために呼ばれた攻守の要。ディフェンスゲームの局地戦で、得意の1on1から攻撃をクリエイトできるか。
背番号
#12
ポジション
PG
若手ながらも大舞台を楽しむ姿は会場を虜に。故障で離脱した#0寺嶋の意思を継ぎ、チームを優勝へと導くか。
背番号
#7
ポジション
PF
チームの潤滑油として奮闘を続けるグルーガイ。王朝の扉を開くためには超人ハルクの力は必要不可欠だろう。
背番号
#13
ポジション
SF/PF
GAME2で本来の姿を見せた広島の絶対的エース。前所属クラブを相手に、初優勝への想いはさらなる覚醒をみせるか。
クラブリーダー
※2024年5月6日(B1レギュラーシーズン終了)時点
背番号
#45
ポジション
C
平均得点
14.4PPG
背番号
#13
ポジション
SF/PF
平均得点
15.0PPG
背番号
#45
ポジション
C
平均リバウンド
10.8RPG
背番号
#8
ポジション
PF/C
平均リバウンド
7.6RPG
背番号
#7
ポジション
PF
平均アシスト
4.1APG
背番号
#13
ポジション
SF/PF
平均アシスト
3.6APG
琉球
千葉J
名古屋D
広島
佐々木クリス&松島良豪の見どころ解説!
「琉球 vs 千葉J」これほどストーリーがあり、胸が熱くなるカードはないだろう。昨季FINALSの再戦となる因縁の相手。ディフェンディングチャンピオン・琉球ゴールデン"キングス"のプライドが勝るか。第8シードからセミファイナルへ駒を進め、勢いづく千葉"ジェッツ"の推進力が勝るか。この激闘は見逃せない。
2023-24 SEASON
主要スタッツ比較
※2024年5月6日(B1レギュラーシーズン終了)時点
琉球ゴールデンキングス
千葉ジェッツ
82.6点
84.2点
40.8本
40.0本
17.6本
18.5本
2.50本
3.60本
5.67本
6.52本
33.9%
31.9%
74.0%
72.3%
注目ポイント
3Pシュートをめぐる攻防とオフェンスリバウンドが鍵
琉球は相手のFG試投数に占める3Pシュートの割合が38.4%でリーグ3番目に少なく、ペイントエリアを主戦場とするチームでありながら、相手に3Pシュートを打たれる頻度が低いのが特徴。
これは相手のピック&ロールに対して、ビッグマンが後ずさりして守るドロップディフェンスを主体としていることが要因。
ドロップはディフェンスのズレが生まれにくく、オープンを作らせない守り方。ハンドラーにプルアップ3Pシュートを打たれるリスクはあるものの、このシュートを積極的に選択するチームは多くないため、相手に3Pシュートを打たれる頻度が低いと考えられる。
対して千葉Jは、自らのFG試投数に占める3Pシュートの割合が45.4%でリーグ5位と、3Pシュートを打つ頻度が高いのが特徴。
そして、何よりも琉球にとって脅威になるのが、プルアップ3Pシュート試投数1試合平均5.9本でリーグトップの#2富樫の存在。
琉球のやりたいディフェンスをさせないためには、#2富樫の活躍が鍵になるのは間違いないだろう。
また、インサイドでの主導権をどちらが握るかにも注目だ。
両者のオフェンスリバウンド獲得率は琉球が35.9%でリーグ3位なのに対し、千葉Jは31.2%でリーグ12位とオフェンスリバウンドでは琉球に分がある。
しかし、セカンドチャンスポイントでは琉球は1試合平均14.7点でリーグ3位、千葉Jは1試合平均13.4点でリーグ5位。
琉球の方が高いものの、千葉Jもリーグ上位につけており、セカンドチャンスポイントでは引けを取らない。
千葉Jは琉球のディフェンスを3Pシュートで崩すことができるか。
琉球はオフェンスリバウンドでの優位性を千葉Jに明け渡すことなく、セカンドチャンスで上回ることができるかがこのカードの見どころになるだろう。
自らのFG試投数に占める3P割合:3PA/FGA
相手のFG試投数に占める3P割合:OPP 3PA/OPP FGA
プルアップ3Pシュート:ドリブルからの3Pシュート
オフェンスリバウンド獲得率:自チームのシュートが外れた際にオフェンスリバウンドを獲得する割合 ORB/(ORB+OPP DRB)
注目選手
背番号
#45
ポジション
C
平均得点
14.4PPG
背番号
#2
ポジション
PG
平均得点
18.0PPG
背番号
#45
ポジション
C
平均リバウンド
10.8RPG
背番号
#33
ポジション
PF/C
平均リバウンド
12.0RPG
背番号
#7
ポジション
PF
平均アシスト
4.1APG
背番号
#2
ポジション
PG
平均アシスト
5.4APG
背番号
#14
ポジション
PG/SG
リーグ屈指のシューター。特に試合終盤の高い集中力から放たれる3Pシュートは再び試合を決めるのか。
背番号
#2
ポジション
PG
CSでの勝負強さは健在。キレのあるドライブとプルアップ3Pシュートで王国の牙城を崩せるか。
背番号
#4
ポジション
SF/PF
昨季は千葉Jに所属しファイナルの舞台で躍動。勝手知ったる古巣に対し、攻守で存在感を示せるか。
背番号
#34
ポジション
SG/SF
昨季ベスト5にも選出された実力を遺憾なく発揮。得意の3Pシュートで琉球ディフェンスを打破するか。
佐々木クリス&松島良豪の見どころ解説!
時に編隊を組み、時に個々が自由に動き回り、それでいて群れ全体は勝利という目的地へ邁進する変幻自在の"イルカの群れ"。名古屋Dのダイナミックなバスケはスペーシングが鍵となるが、対する広島はアスレティックな選手達が全員で連動するディフェンスが持ち味で、名古屋Dのスペーシングを潰しにかかる。機動力豊かで、"昆虫"の群れなどを指す表現であるまさに"スウォーミング"なディフェンスが、"イルカの群れ"の自由を奪いターンオーバーを引き出せるかに注目だ。
2023-24 SEASON
主要スタッツ比較
※2024年5月6日(B1レギュラーシーズン終了)時点
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
広島ドラゴンフライズ
84.0点
79.2点
42.1本
37.8本
21.7本
17.6本
2.82本
2.63本
6.47本
7.33本
36.8%
34.3%
73.3%
71.0%
注目ポイント
名古屋Dのターンオーバーが勝敗の決め手になるか
名古屋Dはオフェンスリバウンド、3Pシュート成功率、アシスト、ファストブレイクポイント、全てがリーグトップ5に入り、内・外・パス・シュート・スピードと多様な強みを持つダイナミックなチーム。
デニスHCは個性的な選手達に裁量を与え、自由にプレーさせることで、各自の強みが見事に引き出されている。
一方で、自由度の高さゆえにターンオーバーも多い点が彼らの数少ない泣き所。
ターンオーバー%:16.9%はリーグで2番目に高い。
対する広島は"スウォーミング・ディフェンス"で相手から多くのターンオーバーを引き出すチームで、相手チームのターンオーバー%:15.7%はリーグで4番目に高い。
名古屋Dは自分達のターンオーバーからの失点が20点以上だと勝率は.368に留まるが、19点以下に抑えれば勝率.829と非常に高い。
広島も相手のターンオーバーからの得点が19点以下では勝率.511に対し、20点以上で勝率.867というデータもある。
この点からも名古屋Dのターンオーバーは試合の鍵となるだろう。
広島は名古屋Dの生命線でもあるスペーシングを潰し、ターンオーバーを引き出すことで機能不全に陥らせることができるか。
もう1つ注目したいのがリバウンド争い。
名古屋Dはリーグ戦でのオフェンスリバウンド獲得率はリーグトップの38.0%。
広島のオフェンスリバウンド獲得率はリーグ9位の32.1%だが、CSではオフェンスリバウンド獲得率43.8%と、オフェンスリバウンドで相手を圧倒した。
QFでは広島のビッグラインナップが猛威を振るったが、三遠以上にサイズのある名古屋Dを相手にしても同じ展開に持ち込めるのか。
それとも、リーグ屈指のオフェンスリバウンドチームである名古屋Dがその本領を発揮するのかに注目したい。
ターンオーバー%:1回のオフェンスでチームがターンオーバーをする確率 TOV/(FGA+0.44×FTA+TOV)
相手ターンオーバー%:1回のオフェンスで相手チームがターンオーバーをする確率 OPP TOV/(OPP FGA+0.44×OPP FTA+OPP TOV)
オフェンスリバウンド獲得率:自チームのシュートが外れた際にオフェンスリバウンドを獲得する割合 ORB/(ORB+OPP DRB)
注目選手
背番号
#43
ポジション
PF/C
平均得点
16.2PPG
背番号
#13
ポジション
SF/PF
平均得点
15.0PPG
背番号
#43
ポジション
PF/C
平均リバウンド
9.6RPG
背番号
#8
ポジション
PF/C
平均リバウンド
7.6RPG
背番号
#2
ポジション
PG
平均アシスト
6.2APG
背番号
#13
ポジション
SF/PF
平均アシスト
3.6APG
背番号
#2
ポジション
PG
リーグ戦終盤から"CSモード"を起動。変幻自在のオフェンスを操り、チームをFINALSの舞台に導けるか。
背番号
#30
ポジション
SG
大舞台でも遺憾なくそのシュート力を発揮。チームの爆発力を生み出す3Pシュートで勝利を手繰り寄せる。
背番号
#43
ポジション
PF/C
リーグ最強格のビッグマンオールラウンダー。サイズを活かしスピードとテクニックでスコアを積み上げる。
背番号
#13
ポジション
SF/PF
CSでも安定したパフォーマンスを発揮。名古屋D#43エサトンとのオールラウンダー対決は要注目。
宇都宮
千葉J
A東京
琉球
名古屋D
三河
三遠
広島
佐々木クリス&松島良豪の見どころ解説!
宇都宮【エース加入も揺るぎないブレックス・メンタリティ】
今季新エースが加入した宇都宮だが、チームの根幹を成す「ブレックス・メンタリティ」は揺らぐどころか、さらに盤石に。#6比江島・#25ニュービルの最恐バックコートデュオを中心に2季ぶりの王座奪還を狙う。
千葉J【三冠獲得を狙う最強の挑戦者】
EASL、天皇杯との三冠を狙う千葉J。今季のCSではリーグ史上初の三冠という偉業に加え、昨季FINALSでのリベンジも懸かっている。「小さな巨人」#2富樫率いる千葉Jはまさに最強の挑戦者だ。
2023-24 SEASON
主要スタッツ比較
※2024年5月6日(B1レギュラーシーズン終了)時点
宇都宮ブレックス
千葉ジェッツ
81.6点
84.2点
39.2本
40.0本
19.2本
18.5本
2.58本
3.60本
6.23本
6.52本
36.6%
31.9%
69.4%
72.3%
注目ポイント
最恐のデュオ VS 最強の挑戦者
今季の宇都宮は攻守共にリーグトップクラスの実力を誇り、チームの得失点差は1試合平均で実に+12.4点という圧倒的な数値。
特に目立つのが相手との3Pシュートによる得点の差し引きで、3Pシュートだけで1試合平均11.0点のプラスを生み出している。
#6比江島、#25ニュービルの最恐バックコートデュオが繰り出すピック&ロールは超強力で、2人を起点に生み出すアドバンテージを活かし、高確率で3Pシュートを沈めている。
自チームのeFG%はリーグ最高、相手チームのeFG%はリーグ最少に抑えており、攻守の質で相手を圧倒する。
千葉Jはリーグ3位のPACE: 75.1、リーグ2位の3Pシュート試投数1試合平均32.1本というデータが示す通り、速い展開とスペーシングを重視するスタイル「ペース&スペース」のチームだ。
速いオフェンスを展開しながらも、ミスは非常に少なく、ターンオーバー%はリーグで2番目に低い12.0%。
そして、そのオフェンスを支えているのが千葉Jの「小さな巨人」#2富樫。
今季もチーム全体のFG試投数の4分の1近い23%を#2富樫が放っており、チーム不動のエースとして得点面で大きな役割を担う。
同時に司令塔としてもチームをコントロールし、ターンオーバーを低く抑えるという驚異のパフォーマンスを見せている。
宇都宮と千葉Jは過去CSで9回対戦しており、これは全対戦カード中最多。好敵手同士の両者による戦いの歴史に、どんな1ページが加わるのか注目したい。
eFG%:3Pシュートに比重(1.5倍)をかけて補正したフィールドゴール成功率 (FGM+0.5×3PM)/FGA
PACE:1試合での平均ポゼッション数 40×(POSS+OPP POSS)/(2×(MIN/5))
ターンオーバー%:1回のオフェンスでチームがターンオーバーをする確率 TOV/(FGA+0.44×FTA+TOV)
注目選手
背番号
#25
ポジション
PG/SG
平均得点
16.3PPG
背番号
#2
ポジション
PG
平均得点
18.0PPG
背番号
#34
ポジション
PF
平均リバウンド
6.8RPG
背番号
#33
ポジション
PF/C
平均リバウンド
12.0RPG
背番号
#25
ポジション
PG/SG
平均アシスト
4.7APG
背番号
#2
ポジション
PG
平均アシスト
5.4APG
背番号
#6
ポジション
SG
最恐デュオの一角。今季はリーグ1位の3Pシュート成功率をマーク。比江島ステップで会場を沸かす。
背番号
#2
ポジション
PG
言わずと知れた千葉Jのエース。卓越したスピードとシュート力で相手を手玉に取る。
佐々木クリス&松島良豪の見どころ解説!
A東京【リーグNo.1の要塞】
Bリーグ屈指のサイズとフィジカルを有するA東京。フィジカルプレーヤー達が連結・連動するディフェンスは要塞の如く堅牢。非常に高い総合力を誇るチームだ。
琉球【真価が問われるタイトルホルダー】
連覇を狙う王者琉球。西地区優勝こそ逃したが、CSでの勝ち方を知る王者の存在は決して侮れない。ここからの戦いでタイトルホルダーとしての真価が問われる。
2023-24 SEASON
主要スタッツ比較
※2024年5月6日(B1レギュラーシーズン終了)時点
アルバルク東京
琉球ゴールデンキングス
81.3点
82.6点
40.2本
40.8本
19.4本
17.6本
3.28本
2.50本
6.43本
5.67本
34.0%
33.9%
70.7%
74.0%
注目ポイント
フィジカルのぶつかり合いを制すのは?
A東京はそのサイズとフィジカルを活かし、インサイドで圧倒的な優位性を生み出している。
ペイント内での得失点差はリーグ2位の1試合平均+6.5点、フリースローによる得失点差はリーグ2位の1試合平均+2.0点、これだけで9点近いリードを得る計算だ。
さらに、フィジカルプレーヤー達が連携するピック&ロールディフェンスでは、相手に一切のズレを作らせない。
アウトサイドでオープンが生まれない結果、3Pシュートによる失点もリーグ最少の1試合平均20.5点に留めている。
インサイドでの優位性に加え、アウトサイドまで封じ込める要塞ディフェンスがA東京の強みだ。
琉球は今季もリバウンド力の高さが目立つ。
相手とのオフェンスリバウンド数の差は1試合平均+2.6でリーグ3位、相手とのセカンドチャンスポイントの差は1試合平均+3.4点でリーグ2位、「攻撃の量」で相手を上回るスタイルは健在だ。
昨季はリーグ戦で8割と高い勝率を残したが、CSではさらにギアを上げ、勝率10割を記録。
勝負どころのCSでの勝ち方を知るチームであることは間違いない。
CSを無敗で制した経験値はどのチームにも勝る強みだろう。
共にフィジカルとインサイドの強さが目立つチーム同士の対戦だけに、バチバチのぶつかり合いが期待できそうだ。
注目選手
背番号
#11
ポジション
PF/C
平均得点
16.6PPG
背番号
#45
ポジション
C
平均得点
14.4PPG
背番号
#22
ポジション
PF/C
平均リバウンド
9.4RPG
背番号
#45
ポジション
C
平均リバウンド
10.8RPG
背番号
#3
ポジション
PG
平均アシスト
4.8APG
背番号
#7
ポジション
PF
平均アシスト
4.1APG
背番号
#3
ポジション
PG
司令塔として攻撃をけん引。個の力だけでなくインサイド陣との連携も見物。
背番号
#30
ポジション
SG/SF
多彩なオフェンススキルはリーグ随一。心身ともに琉球のエースへ成長。
佐々木クリス&松島良豪の見どころ解説!
名古屋D【変幻自在のイルカの群れ】
試合展開に応じて変幻自在にスタイルを変える名古屋D。ポジションレスで自由度の高いオフェンスや、チェンジングディフェンスを武器に相手をかき回す。
三河【“カイゼン”ディフェンス】
ここ数年、CS出場を逃してきた三河。体制も変わり、変革へ踏み出した今季はディフェンスを大きく“カイゼン”させ、3年ぶりのCSの舞台に臨む。
2023-24 SEASON
主要スタッツ比較
※2024年5月6日(B1レギュラーシーズン終了)時点
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
シーホース三河
84.0点
80.4点
42.1本
37.0本
21.7本
18.1本
2.82本
2.52本
6.47本
6.48本
36.8%
33.6%
73.3%
71.8%
注目ポイント
遂に実現したCSでの愛知県ダービー
名古屋Dはチェンジングディフェンスが特徴のチーム。
その変幻自在さはディフェンスだけにとどまらない。
ファストブレイクポイントに着目すると、リーグ5位の1試合平均12.7点と、ディフェンスからの速攻を得意としていることに加え、セカンドチャンスポイントはリーグ2位の1試合平均14.9点と、インサイドでのファイトも目に付く。
多様な強みを活かし、オフェンスも変幻自在に展開する。
勝負強さも特徴で、開幕45試合の勝率.622に対して、直近15試合の勝率は.867と順位が決まるシーズン終盤に見事な勝負強さを見せた。
クラッチタイムでの3Pシュート成功率もリーグ2位の37.4%と、試合終盤での勝負強さも際立っている。
三河はライアン・リッチマン新HCの下、“カイゼン”を誓い、今季に臨んだ。
その結果、ペイント内での失点数はリーグ3位の1試合平均30.1点。
フリースローによる失点数はリーグ5位の1試合平均10.9点。
相手のペイント内シュートを抑えて、フリースローも許さないという強固なディフェンススタイルを構築した。
このスタイルを武器に、ディフェンシブレーティングは昨季110.0から今季103.9と大きく“カイゼン”。
この改善し続けるメンタリティで、ペイント内での得失点差は1試合平均+7.6点と、リーグNo1のペイント内での優位性を手に入れた。
愛知ダービーでもあるこのカード。
愛知県のチーム同士がCSで激突するのはBリーグ発足以来初であるだけに、大きな盛り上がりが予想される。
クラッチタイム:4Qの残り5分で5点差以内の状況。NBA等でも勝負強さを評価する指標として、クラッチタイム時のスタッツが用いられる。
ディフェンシブレーティング:100ポゼッションでの平均失点 OPP PTS/(OPP FGA+0.44×OPP FTA-OPP ORB+OPP TOV)
注目選手
背番号
#43
ポジション
PF/C
平均得点
16.2PPG
背番号
#54
ポジション
PF/C
平均得点
18.5PPG
背番号
#43
ポジション
PF/C
平均リバウンド
9.6RPG
背番号
#0
ポジション
PF/C
平均リバウンド
8.7RPG
背番号
#2
ポジション
PG
平均アシスト
6.2APG
背番号
#7
ポジション
PG
平均アシスト
3.8APG
背番号
#11
ポジション
SG/SF
激しいディフェンスと勝負強い3Pシュートで幾度となくチームを救ってきた熱血漢。
背番号
#19
ポジション
SG/SF
自身初となるCSの舞台で持ち前のディフェンス力をどこまで発揮できるか。
佐々木クリス&松島良豪の見どころ解説!
三遠【ハイペース・ハイスコア】
ポジションレスで現代的なバスケが特徴の三遠。全員守備で相手のリズムを奪い、全員速攻で敵陣になだれ込む。そのアップテンポなオフェンスで大量得点を狙う。
広島【スウォーミング・ディフェンス】
スウォーミングとは、“昆虫”の群れなどを指す表現であり、個人に頼らず全員が機動力を活かし動き回るディフェンスは、広島“ドラゴンフライズ”の今季を象徴する。
2023-24 SEASON
主要スタッツ比較
※2024年5月6日(B1レギュラーシーズン終了)時点
三遠ネオフェニックス
広島ドラゴンフライズ
89.5点
79.2点
40.3本
37.8本
22.4本
17.6本
2.63本
2.63本
6.65本
7.33本
35.0%
34.3%
71.6%
71.0%
注目ポイント
攻守の手綱を握るのはどちらか
三遠はポジションレスが魅力で、ボールプッシュできる選手が多い。
PACEはリーグ2位の75.8。
このペースを作っている要因は、ディフェンスで相手にリズムを与えていないことである。
三遠はファストブレイクポイントがリーグ2位の1試合平均14.8点と、ディフェンスで焚き付けて速攻に結び付ける、ペース&スペースの理想のスタイルを実現させている。
このペースの活用こそが三遠を平均得点リーグ1位の89.5点に押し上げている最大の要因であり、オフェンシブレーティングでもリーグ1位の117.5。
この屈指のオフェンス力を武器にまずはSFへ駒を進めたい。
広島はリーチの長さを活かしたディフェンスが特徴。
スティール数がリーグ5位の1試合平均7.3と多いが、個人スタッツでスティールの合計数トップ30にランクインしている選手は1人のみ。
誰かが突出しているわけではなく、いかにチーム全体が連動してディフェンスしているかが窺える。
外国籍選手も足が動く選手が多く、相手ターンオーバー%はリーグ4位の15.7%と、相手のターンオーバーを誘う頻度が高い。
相手にシュートすら打たせないディフェンスで、1試合平均失点はリーグ3位の73.4点。
ディフェンシブレーティングでもリーグ4位の102.8と、ボールに群がるようなスウォーミング・ディフェンスで相手を封じる。
両軍共に、ディフェンスでリズムを作るチーム。どちらが相手の武器を奪い、自らの土俵で戦えるかに注目。
PACE:1試合での平均ポゼッション数 40×(POSS+OPP POSS)/(2×(MIN/5))
オフェンシブレーティング:100ポゼッションでの平均得点 PTS×100/(FGA+0.44×FTA- ORB+TOV)
ディフェンシブレーティング:100ポゼッションでの平均失点 OPP PTS×100/(OPP FGA+0.44×OPP FTA-OPP ORB+OPP TOV)
相手ターンオーバー%:1回のオフェンスで相手チームがターンオーバーをする確率 OPP TOV/(OPP FGA+0.44×OPP FTA+OPP TOV)
注目選手
背番号
#4
ポジション
PF
平均得点
16.1PPG
背番号
#13
ポジション
SF/PF
平均得点
15.0PPG
背番号
#1
ポジション
PF
平均リバウンド
7.8RPG
背番号
#8
ポジション
PF/C
平均リバウンド
7.6RPG
背番号
#5
ポジション
PG
平均アシスト
5.2APG
背番号
#13
ポジション
SF/PF
平均アシスト
3.6APG
背番号
#4
ポジション
PF
リーグ屈指の得点能力を持つオールラウンダー。超攻撃的集団の三遠に欠かせない存在。
背番号
#13
ポジション
SF/PF
豊富な運動量でチームを支える大黒柱。攻守にわたり広い活躍が期待できる。