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2024.08.22

B.LEAGUE SCS推進チームの体制拡張と B.LEAGUE 2023-24 SEASON Injury Reportの公開

  • RELEASE

 公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ (東京都文京区、チェアマン:島田慎二 以下「B.LEAGUE」) は、B.LEAGUE SCS推進チーム(以下「SCS推進チーム」)の体制の拡張およびB.LEAGUE 2023-24 SEASON Injury Report(以下「レポート」)の公開について、以下のとおりお知らせいたします。

 B.LEAGUEは2023-24シーズンに、命を守る(Safety)、選手稼働の最大化(Condition)、パフォーマンスの向上(Strength)を目的とし、整形外科や脳神経外科等の専門家を体制化したSCS推進チームを発足し、始動いたしました。すでに外傷・障害レポートの実施や、メンタルヘルスケアの統一的な取り組み、安全体制の構築等を進めておりますが、さらに選手の稼働を最大化させること、そして、各チームの取り組みへの積極的な展開を目的に、アスレティックトレーナーおよびGMの領域において体制を拡張いたしました。

 また、当レポートはSCS推進チームにて監修し、B1B2全38クラブにてシーズン中に発生した外傷・障害について、クラブから報告された情報を基に集計・検証しております。アスレティックトレーナーやコーチがクラブ横断で協働し、集めた外傷・障害情報をSCS推進チームにて分析し、予防のための対策を立て、その知見を各クラブにフィードバックするサイクルをすでに構築しており、これらの取り組みを通して選手稼働の最大化へ努めてまいります。


■B.LEAGUE SCS推進チーム 概要
※SCSとは、命を守る(Safety)、選手稼働の最大化(Condition)、パフォーマンスの向上(Strength)の頭文字で表記したもの。

・ 協賛:株式会社ユーフォリア
・ 取組期間:2024年7月1日~2025年6月30日(以降継続的な活動を予定)
・ 活動理念:① 命を守る / ② 選手稼働の最大化 / ③パフォーマンス向上
・ メンバー:以下のとおり(順不同)
・ 公開資料:B.LEAGUE 2023-24 SEASON Injury Report
 

      
専門 氏名 所属 備考
アスレティックトレーナー※追加 森田 憲吾 広島ドラゴンフライズ ヘッドトレーナー  
GM※追加 岡崎 修司 広島ドラゴンフライズ GM  
整形外科 金 勝乾 順天堂大学医学部付属練馬病院
整形外科・スポーツ診療科 診療科長
JBAスポーツ医学委員会 委員長
脳神経外科 中山 晴雄 東邦大学医療センター大橋病院
脳神経外科 / 院内感染対策室 副室長
脳神経外科および感染症を兼任
内科 小松 孝行 順天堂大学医学部 スポーツ医学研究室 准教授 JBAスポーツ医学委員会 委員
感染症 中山 晴雄 東邦大学医療センター大橋病院
脳神経外科 / 院内感染対策室 副室長
脳神経外科および感染症を兼任
メンタル 伊豫 雅臣 国際医療福祉大学大学院副大学院長 / 精神医療統括教授 日本スポーツ精神医学会評議員
アスレティックトレーナー 吉岡 淳平 三菱電機コアラーズ
パフォーマンスディレクター
 
ストレングス&コンディショニング 吉田 修久 千葉ジェッツ
スポーツパフォーマンスディレクター
 
スポーツセーフティー 佐保 豊 NPO法人スポーツセーフティージャパン 代表理事  
トータルコンディショニング 酒井 リズ 智子 トータル・コンディショニング・コーディネーター  
食品栄養 大塚製薬株式会社   担当:小﨑 順平
外傷障害調査研究 株式会社ユーフォリア   担当:前山 幹 / 山中 美和子


【レポート概要】
  2023-24 SEASON 2022-23 SEASON ※参考
調査対象期間 2023/10/2-2024/5/28 2022/9/26-2023/5/28
外傷・障害発生件数 499件 513件
試合における外傷・障害発生件数 391件 395件
練習における外傷・障害発生件数 108件 118件
1クラブあたりの外傷障害発生件数 13.1件 13.5件
外傷・障害発生率(/ 1,000athlete-hours) 48.78件 48.51件
足関節捻挫の発生件数 117件 90件
大腿肉離れ/筋断裂の発生件数 18件 34件
離脱日数合計 11,549日 12,547日
Player availability 概算 90.8% 90.0%