クラブライセンス交付規則に基づく決定
公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(東京都文京区、チェアマン:島田慎二 以下「B.LEAGUE」)は、2023年11月7日(火)に開催した理事会において、下記の件について決定を行いました。
■対象者
株式会社新潟プロバスケットボール
■決定内容
ライセンスの見直し・取消し
※2023-24シーズンのB1ライセンスを取り消し、B2ライセンスとする(見直し)
■決定理由
当クラブに対しては、2023年4月に行われたクラブライセンスの判定において、2022年度決算時(2023年6月期)に債務超過に陥らない施策を行うという確約書の提出を以って、これが履行されることを前提にクラブライセンス交付規則の基準F.02およびF.08が充足されると判断され、2023-24シーズンのB1ライセンスが交付されていた。
しかし、決算の結果、貸借対照表の純資産が1.5百万円のプラスであったものの、監査法人から10百万円程度の会計処理に関する誤りがあると指摘があり、これを考慮すると約7.5百万円の実質債務超過の状態であると判断できる。 クラブライセンスの判定上は、公平性の観点から、監査意見を尊重し判定を行うことが適切であると判断し、結果、B1ラインセンスの基準を満たさない状態となり、B1ライセンスからB2ライセンスへの交付の見直しを行った。
■備考
F.02 純資産基準
ライセンス申請者は、債務超過であってはならない。 ライセンス申請者の計算書類において、申請期日の属する 事業年度の前年度末日現在、純資産の金額がマイナスである (債務超過である)場合は、本基準は充足しないものとする。
F.08 ライセンス交付の決定に先立つ損益見込み、申請期日以降に実行 される(予定を含む)資本政策
ライセンス申請者は、今年度の損益見込、スポンサーリスト(広告料収入の相手先および金額を記載した一覧表)および申請期日以降に実行される(予定を含む)資本政策をライセンス事務局に提出し、当該事業年度末において、F.01利益 基準、F.02純資産基準、F.03売上高基準に抵触しない見込みであることを示さなければならない。 提出された損益見込みおよび資本政策を勘案した結果、当該事業年度末において、F.01利益基準、F.02純資産基準(B 2ライセンスにおいてもA基準として取り扱う)、F.03売上高基準を充足しない可能性が高いと判断される場合には、本基準は充足しないものとする。