B.LEAGUEアナリスト 佐々木クリスの第20節展望
第20節の見どころをB.LEAGUE 公式アナリスト 佐々木クリスの眼で要チェック!
■B1各試合のみどころ
■前節のBEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5 presented by G-SHOCK
■B1各試合のみどころ
SR渋谷vs琉球
琉球20歳の特別指定選手#21 平岩のB.LEAGUE初得点はオフェンスリバウンドから流し込んだプットバックダンクシュート、その後も見事なチームのセットプレーからもお膳立てをもらいキャリア初ゲーム11分の出場で6得点、動きも上々だった。昨季一足先にB.LEAGUEデビューを果たしているSR渋谷#14 杉浦とのマッチアップもあるだろうか?ただしその場合ゲームはかなり形勢が傾いているかワンポイント出場の可能性が高いだろう。
両クラブは共にスティールが上位7位までに入り、相手に許すFG%の低さはベスト3だ。守備的な展開が予想される中、最も差が現れる特徴は琉球がリーグで最も多くターンオーバーを起こしていること(1試合あたり14.5本)と、SR渋谷のFG成功率が40.9%とリーグ17位に甘んじていることだろう。琉球は帰化選手#33 ブラウン、渋谷は#0 満原の貢献は勿論、前節最も安定していた機動力を兼ねる#23 ドーソンがキーマンとなる。
- ・試合日時
2月16日(金) 19:05
2月17日(土) 15:05 - ・会場
青山学院記念館 - →B.LEAGUEチケット
→B.LEAGUEチケット
川崎vs北海道
過去の対戦は2勝2敗、総得失点差では北海道が9点上回る。また4度の対戦で北海道はオンザコートを川崎が好む2-1-1-2に合わせてきた。ただ北海道は新外国籍の加入を発表したものの出場は3/5以降の見込みで、どう作用するかは未知数だ。196cm北海道#23 野口は1ゲームあたり2本以上の3Pシュートを放ち33%を今季成功させている。今季vs川崎3試合では平均よりも出場時間が少ないが日本人PFとしては過小評価されている感もあり、今節も注目に値する。
川崎は前節でA東京と2日間の得失点差が±61点と大きく振れる激戦を戦った。敗戦ゲームでは3Qの得点が7点に留まりチームのFGは3/12と振るわなかった。1試合あたり相手に与えるFTが4番目に少ないチームであるにも関わらず、29本ものFTを献上した部分も必ず修正して来るはずだ。どのチームも警戒する#14 辻、#7 篠山以外のウィングプレーヤーが如何に得点に絡めるかが、重要なファクターだ。
- ・試合日時
2月16日(金) 19:05
2月17日(土) 16:05 - ・会場
川崎市とどろきアリーナ - →B.LEAGUEチケット
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西宮vs京都
西宮はリーグTOPクラスにペースが早い名古屋Dとの対戦から分かるように、リーグで最もどっしりと戦うチームのひとつ。前節GAME2にて久しぶりにゾーン・ディフェンスを解禁。4Qには#13 道原が意地の10得点をあげ接戦を演じるも勝負所で外から射抜かれ万事休すとなった。#55 リドリー加入後初めての京都との対戦。京都#34 スミスとの対戦は横綱級のポジショニング争いになる。
京都の前節では#12 岡田を筆頭に2試合合わせてチームで3Pシュートを59本放ち成功率も40.6%と、新潟に2連勝しても全くおかしくない内容も敗戦し、GAME1終了後、浜口HCは「守備力下位チームの負け方」、「負けるべくして負けた」と悔しさを滲ませた。シーズンを通してチームのバランスを取る#32 マブンガの平均出場時間は昨季より9.5分も減少。しかしアシストの数字は維持しているばかりか30分換算では1.5本増と、今季アシストの集計基準が変わったことを加味しても、京都は#32 マブンガ獲得が大きな成功だったことを既に証明。チャンピオンシップへ振り返らずに突き進む。
- ・試合日時
2月16日(金) 19:05
2月17日(土) 14:05 - ・会場
西宮市立中央体育館 - →B.LEAGUEチケット
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新潟vs名古屋D
B.LEAGUEにあって、東地区の1、2位争いに加えワイルドカード枠の確保争いの次に熾烈を極めるのは、中地区2位争いであることは言うに及ばない。今節を含め、名古屋Dと新潟はあと4試合ぶつかり合う。努力とは裏腹に守備的なアイデンティティが構築出来ていない両チームは過去2試合で合計315点を得点板に重ねていった。
前回対戦では平均28.9点、リーグ得点王新潟#54 ガードナーが39点、30点と荒稼ぎ。しかし、新潟が勝利したのはFG62本中23本を#54 ガードナーが消化し9点多くあげたGAME1ではなく、FGのうち#54 ガードナーが消化したのが20/68だったGAME2となった。新潟のアシストにも12本、22本と大きな差があった。何を守るかの取捨選択は勝敗に大きく影響しそうな今節。名古屋Dはリーグで最も多く3Pシュートを放ち、新潟は4位となっている。
- ・試合日時
2月17日(土) 14:05
2月18日(日) 14:05 - ・会場
新潟市東総合スポーツセンター - →B.LEAGUEチケット
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三河vs富山
前節千葉相手に両日20得点以上を記録した富山#11 宇都だったが、2日間のターンオーバーは11を数えた。相棒でウィングプレーヤーの#24 大塚は変わらず3Pシュート成功率リーグTOPの43%と好調を維持している。前節GAME2は千葉に対してゾーンディフェンスを多用したが、統計的には平均以下の得点効率しか残せていない千葉に対して、三河はNO.1。同じ頻度でゾーンディフェンスを敷けば、三河の餌食となるやも知れない。今節は相手のシュート成功の後でさえ速攻を仕掛ける気丈さが必要になる。またリーグで2位以下を大きく引き離す#11 宇都の累計出場時間の負担を減らすため、#2 橋本、#9 水戸、#33 ヴァイニーの起点作りを上手く引き出したい。
#14 金丸によるGAME2で4Q3:43からの8得点1アシストで三遠を振り切った三河は4連勝で富山を迎える。リーグで2番目に早いペースで戦う富山相手に攻守での切り替えが鍵になるが、守備での頑張りは勿論、攻撃では良い起爆剤になるかも知れない。今季新加入の#12 西川、#16 松井は共に速攻での展開を得意としながら速攻下でのシュート機会が前年比で35%、42%と下落している。特に出場時間、得点、3FGAでキャリアローに近い数字の#16 松井にはチャンスとなり得る。
- ・試合日時
2月17日(土) 14:05
2月18日(日) 14:05 - ・会場
ウィングアリーナ刈谷 - →B.LEAGUEチケット
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栃木vs島根
前節では横浜に敗れ10連敗と苦境に立たされる島根。今節も最もアウェイチームが戦い難いブレックスアリーナ宇都宮での戦いが待っている。今季の成長株である#7 渡邊は島根では数少ないリングに直線的な動きが生み出せる日本人選手だ。今節も栃木#0 田臥筆頭に強固なボールプレッシャーに対し、果敢にチャンスを伺いたい。
1試合平均2.7本のオフェンスリバウンドを奪取する栃木#10 竹内は、18節終了時点で直後のセカンドチャンスポイント累計日本人TOPの74点と今節も大きなアドバンテージとなることは間違いない。#32 ロシター、#4 ギブスと共にリバウンドで相手の心を挫きに行く。チームは東地区5位に浮上、チャンピオンシップへの道のりがにわかに見えてきたが、まだ残すSR渋谷との4試合を前に(2試合は4/28、29)取るべき星を取りに行く。
- ・試合日時
2月17日(土) 15:05
2月18日(日) 15:05 - ・会場
ブレックスアリーナ宇都宮 - →B.LEAGUEチケット
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千葉vsA東京
最近は毎節怪我人もおり決して万全とは言えない中強豪との対戦が続くも東地区1位を維持するA東京。今節は船橋に乗り込むが、年越しの駒沢での2連勝再現と出来るだろうか。前節川崎に勝利したゲームでは3Qだけで#10 バランスキーが10得点の荒稼ぎ。今季35試合に出場し32試合で先発の#13 菊地も平均17分の出場時間とは思えないベテラン33歳の存在感でチームを下支えする。今節も必ずや2人は千葉#34 小野に対して活躍が必要になる。
一方の千葉は前節GAME2、富山のゾーンディフェンス相手に若干攻めあぐねた感はあったが今季初の5連勝。相手エースに対する#10 チェンバースのフィジカルの強さがものを言った。今節もA東京#24 田中との対決は十分に考えられる。駒沢での対戦では#8 ライオンズが合計FG5/22と勝機拡大に機能できなかった。今節はリベンジゲームだ。
- ・試合日時
2月17日(土) 15:05
2月18日(日) 15:05 - ・会場
船橋アリーナ - →B.LEAGUEチケット
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三遠vs横浜
三河に2連敗し、連敗3に伸びた三遠だが、点差ほど試合内容は悪くはなく惜敗と言えるだろう。敬意を払わないディフェンダーに代償を払わせ、3Pシュート6本の成功を含む35得点を浴びせた#32 ホワイト、身体を張ったボックスアウトからリングとリングを結んだ直線を誰よりも早く走り抜け、速攻を決める#8 太田のプレーにはプライドを感じる。今節は横浜#1 川村につく任務も与えられるであろう#45 鹿野にも注目したい。
対する横浜は久々のホームでの勝利、しかも2連勝と気持ちを良くして三遠に乗り込む。#0 細谷は12/3以降1試合を除く全ての試合で先発。その間の3Pシュート成功率はシーズン平均を4%近く上回る36.5%となっている。また39歳#25 竹田は今季1度もなかった出場20分越えがここ4試合だけで2回と増加傾向にあり、今節でも彼の経験値が求められることになるだろう。
- ・試合日時
2月17日(土) 17:05
2月18日(日) 14:05 - ・会場
豊橋市総合体育館 - →B.LEAGUEチケット
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滋賀vs大阪
滋賀はチーム記録最多タイ11連敗中となんとかクラブワースト記録樹立を回避したい。若手の活躍など好材料も多いが、今節から#3 サンバも復帰出来る見込みで、必要なスパークをチームにもたらせるだろうか。#3 サンバが欠場したここ6試合、累計リバウンド数は対戦相手よりも38本下回った。不在を感じた部分でしっかりとチームを底上げしてくれることに期待したい。
その#3 サンバと雌雄を決すべく試合に臨むのは大阪#15 根来。前節GAME2で2Qだけで11得点をあげるなど存在感をみせた彼に、桶谷HCは「オンザコート1の時に代表級の栃木#10 竹内選手に対し、#15 根来がすごくハッスルしてくれ、相手に見劣りしないプレーで大阪エヴェッサを引っ張ってくれていました。」と今後への期待を口にした。久しく触れてこなかったが、昨季チャンピオンシップ進出8チーム中7チームに200cm級の日本人選手もしくは帰化選手が在籍していた。疑いも無くこのリーグはPFに注目すると多くのことが浮かび上がってくるだろう。
- ・試合日時
2月17日(土) 17:05
2月18日(日) 14:05 - ・会場
ウカルちゃんアリーナ - →B.LEAGUEチケット
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