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2022.02.28

規約違反による制裁決定について

  • RELEASE

B.LEAGUEチェアマン島田慎二は、下記事案について裁定委員会に諮問し、その答申を受けて、制裁を決定いたしました。
本事案は、制裁対象クラブ(越谷アルファーズ)に当時所属していた選手が2020年10月31日未明に起こした事案であり、当該選手は制裁対象クラブからすでに契約解除され、その旨公表もなされておりますが、先日当該選手の刑事処分が確定したことから、この度の制裁決定に至りました。

■制裁対象者
株式会社フープインザフッド(越谷アルファーズ)

■制裁について
1. 制裁の種類および内容等
  ① 制裁の種類および内容:けん責および制裁金50万円
  ② 適用条項:
  ・「Bリーグ規約」第127条〔両罰規定〕
    ※両罰に該当する違反行為は「Bリーグ規約」第3条 [遵守義務]第2項および第4項違反
  ・「Bリーグ規約」第122条 [制裁の種類]第1項第1号・2号
  ・「Bリーグ規約」第135条 [第3条第2項、第4項違反の制裁金]第1号

2. 違反行為の内容
飲酒の上自動車を運転し道路交通法違反事件を起こした所属選手(当時)に対する監督責任
※クラブからの本事案に係る当時の対外公表は以下の通り
   https://www.koshigaya-alphas.com/news/detail/id=45173
※クラブからの本事案に係る契約解除についての対外公表は以下の通り
   https://www.koshigaya-alphas.com/news/detail/id=45177 

3. 制裁の理由
本件は対象クラブ所属選手(当時)が飲酒の上自動車を運転し、複数の自動車に接触させた挙句に、警察に申告せず立ち去ったという事案であり、かかる事件を未然に防止できなかった対象クラブの監督責任は免れない。他方で、対象クラブは、事件以前も所属選手らに対し飲酒運転の禁止を含む順守事項について注意喚起をしていたこと、同種事案を起こさぬよう再発防止の徹底を約束していること等の酌むべき事情も認められる。以上のような事情を総合考慮すると、けん責及び制裁金50万円とするのが相当と判断した。

■発覚から制裁決定までの経緯
1. 2020年10月31日、対象クラブ所属選手(当時)が警察に出頭後、当該選手から対象クラブへ報告が入り、その後Bリーグコンプライアンス事務局宛にクラブから同内容の報告が入る。
2. 同年11月2日、クラブが当該選手との選手契約解除。
3. 2021年8月2日、当該選手が検察官送致。
4. 同年12月1日、当該選手の刑事処分確定。
5. 2022年1月31日、Bリーグにて裁定委員会を開催、本制裁決定に至る。