【B1クラブ紹介 vol.15】『全力三河』を合言葉に王座奪還を目指す~シーホース三河
シーホース三河の前身は、1947年に誕生したアイシン精機バスケットボール部。現在もチームを率いる鈴木貴美一ヘッドコーチが就任1年目の1995年にJBL(バスケットボール日本リーグ機構)1部に昇格し、2002年からは天皇杯4連覇、JBLとNBL(ナショナル・バスケットボール・リーグ)のタイトルも獲得。その実績から“常勝軍団”と呼ばれるまでに成長を遂げた。
現在のチーム名である「シーホース(タツノオトシゴ)」は、三河の雄・徳川家康の居城を龍城と言い、加えて創部当初よりバスケットを応援し続けた名誉相談役の誕生年が辰年であることに因んで命名。龍のように強く、勇ましく成長してほしいという願いも込められている。
B.LEAGUEが開幕して6シーズン目を迎えた今、三河は変革期の真っ只中にいると言える。その大きな要因としては、2001年からシーホース一筋でプレーした桜木ジェイアールがB.LEAGUE 2019-20シーズンをもって現役を退いたこと、さらに2013年から所属していたエースの金丸晃輔が他クラブへの移籍を決断したことが挙げられるだろう。
それでも、現在のロスターには日本代表として東京2020オリンピックに出場したシェーファー アヴィ幸樹に加え、金丸に代わる日本人エース候補として角野亮伍、西田優大といった若手有望株が頭角を現し、クラブに数々の栄冠をもたらしてきた40歳の柏木真介も健在。ホームアリーナではマスコットのシーホースくん、所属タレントのタツヲが会場と選手たちを後押しして未だ見ぬB.LEAGUEの頂きを見据える。
今シーズン、頂点を目指すための“合言葉”は、『全力三河』だ。