ICTサービスパートナーとして富士通株式会社との契約を締結
公益財団法人日本バスケットボール協会(所在地:東京都文京区 会長:三屋裕子 以下「JBA」)と公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(所在地:東京都文京区、理事長:大河正明 以下「B.LEAGUE」)は、富士通株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:田中達也 以下「富士通」)と、ICT(※1)サービス部門におけるパートナー契約を締結しましたことお知らせいたします。
富士通はB.LEAGUEの3つのミッションに基づき、「データ・マネジメントサービス」や「デジタルマーケティングプラットフォーム」、「スマートアリーナソリューション」などの世界最先端のスポーツICTを提供し、日本のバスケットボールの発展に寄与していきます。
【1】「世界に通用する選手やチームの輩出」を実現するための「データ・マネジメントサービス」の提供
バスケットボールのプレイヤー戦歴や指導者などのキャリア情報は、所属チームや学校ごとに個別管理されていましたが、一元管理が可能な「データ・マネジメントサービス」をJBAに提供。簡単に検索できることにより、抜け漏れなく優秀な人材の発掘が可能となり、強化選手や日本代表選手の選出を効率的に行うことができます。
【2】「エンターテイメント性の追求」を支援する「デジタルマーケティングプラットフォーム」の提供
試合やイベント参加などの顧客情報を一元管理する「デジタルマーケティングプラットフォーム」をB.LEAGUEに提供。データを分析することで、試合に関する情報だけでなく、エンターテイメント性を高めるためのファンの趣味嗜好に沿ったパーソナライズされた情報提供が可能になります。
【3】「夢のアリーナの実現」のための「スマートアリーナソリューション」の提供
開発中の自由視点映像(※2)設備を始めとする最先端の「スマートアリーナソリューション」の提供により、各チームのホームアリーナを中心とした地域と密着したコミュニティーの創造やまちづくりに貢献することが可能となります。
(※1)ICTについて
Information and Communication Technologyの略。
情報・通信に関する技術の総称。IT=情報技術に通信コミュニケーションを加味した言葉。
(※2)自由視点映像生成技術
複数のアングルで撮影したカメラ映像から被写体の3次元構造を解析することにより、自由な視点から見ることのできる映像を生成。カメラが置けない方向からの迫力ある映像を生成することにより、アリーナやテレビ、タブレットでの新たな視聴スタイルを提供し、エンターテイメント性の向上を図ります。
富士通株式会社により実施された記者会見コメント
記者会見概要
富士通株式会社 執行役員常務 廣野 充俊
公益財団法人日本バスケットボール協会 エグゼクティブアドバイザー 川淵 三郎
公益財団法人日本 バスケットボール協会 会長 三屋 裕子
公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ 理事長 大河 正明
主な登壇者コメント要旨
富士通株式会社 取締役会長 山本 正已
「本日、日本バスケットボール協会(JBA)および B.LEAGUE のスポンサーとなることのご報告ができますこと、大変うれしく思います。
これから弊社は、JBA/B.LEAGUE のパートナーとして、特に B.LEAGUE が目指されている 3 つの使命、
①世界に通用する選手やチームの輩出
②エンターテイメント性の追求
③夢のアリーナの実現
に対して、世界最先端のスポーツ ICT で貢献していきたいと思っています。
また、B.LEAGUE45 クラブが拠点とする 33 の自治体を通じて、スポーツ・文化市場の振興、高齢者や障がい者に対するユニバーサルデザイン、観光や防災などのまちづくり、ひいては地域活性化に向けたムーブメントを起こしてまいりたいと思います。
弊社は、バスケットボール業界はもとより、スポーツの振興・発展に向けて、ますます貢献してまいりますので、ぜひご期待ください」
JBA エグゼクティブアドバイザー 川淵 三郎
「このたび、富士通さまとこのようなパートナー契約ができましたこと、心よりうれしく、またありがたく思います。
思い返せば、私がまだJBA会長、B.LEAGUEチェアマンだった1年以上も前から、富士通さんとさまざまなお話をさせていただきました。そのなかで本年5月、富士通さまのフォーラムでスマートアリーナをはじめとするスポーツICTを拝見し、富士通さんは日本のバスケットボールを変えてくれると確信いたしました。
先のリオデジャネイロオリンピックでは、おかげさまでバスケットボール女子日本代表が奮闘してくれましたが、富士通さんの所属選手も代表の一員として活躍してくれました。また、サッカーの川崎フロンターレの例を挙げるまでもなく、富士通さんは地域に密着した活動にも注力されており、いま私たちバスケットボール界が一丸となって取り組んでいる「バスケで日本を元気します」という理念の実現に向け、私が思い描いているバスケットボール、そしてスポーツに対する夢を、富士通さまの最新テクノロジーで実現していただけるものと、大いに期待しています
明日B.LEAGUEが開幕しますが、私はその演出などは一切知りません。当日、会場でその感動を味わおうと思っているからです。どんなインパクトが待っているのか。新しい日本のバスケットボールの幕開けが、本当に楽しみです」
JBA 会長 三屋裕子
「私の使命はバスケットボールファミリーをより一層増やしていくこと。そのなかで、今回富士通さんがパートナーになっていただいたことは、大きな力となってくれるものと思います。草の根レベルの普及から育成、そして代表の強化に至るまで、富士通さんのテクノロジーをいかにして生かしていくか。これからは今まで以上の可能性をもって、さまざまな面で積極的に取り組んでいきたい。
今日の富士通さんとのパートナー契約もそうですし、明日はB.LEAGUEが開幕します。私はいま、バスケットボール界の当事者の一人として、スポーツ文化の新たなスタート地点に立ち合えることに、非常にワクワクしています。日本のバスケットボールを絶対に成功させます」
B.LEAGUE チェアマン(理事長) 大河 正明
「本日、富士通さんとパートナーとなれたことを大変うれしく思います。いま、B.LEAGUEとしては夢のアリーナを一つのキーワードとしていますが、富士通さんのスマートアリーナ技術をもってすれば、その夢はきっと近い将来実現するものと思っています。プレイヤーと観客を結び付け、さらに多くの方にもアプローチしていけるようになることで、B.LEAGUEはさらなる可能性に満ち溢れるものとなりました。
明日いよいよリーグは開幕します。いまは人事を尽くして天命を待つ心境。心穏やかにその日を迎えたいと思っています」