5月3日(水)開催試合のみどころ
B.LEAGUE初年度のリーグ戦もいよいよ残り1週間。今回はB1の試合のみが行われる5月3日の見どころをチェックしていきます。
5/2終了時点での順位は以下となります。
■B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2016-17(以下、チャンピオンシップ)
B1リーグ各地区の1位・2位クラブ合計6クラブと、各地区の上位2クラブを除いた12クラブのうち上位2クラブが出場。年間優勝クラブには、賞金5,000万円が贈呈。トーナメント表記載のクラブ名は現時点でのものとなります。
※赤枠は前回から変更があったところになります
東地区優勝マジック1だった栃木が、ホームで千葉にまさかの2連敗。東地区2位のA東京が連勝したため、前節での地区優勝は持ち越しとなりました。また、B1中地区のSR渋谷、三遠のチャンピオンシップ出場が決定しました。その結果、チャンピオンシップの残る出場枠は、B1西地区2位のみとなります。熾烈なB1西地区2位争いを繰り広げる大阪と琉球は前節で、それぞれ1勝1敗という結果に。ゲーム差は「1」のまま、残り3試合を戦うことになります。
■B1 残留プレーオフ 2016-17(以下、残留プレーオフ)
B1リーグ全18クラブのうち下位4クラブが出場。トーナメント表記載のクラブ名は現時点でのものとなります。
※赤枠は前回から変更があったところになります
前節では、北海道が秋田に1勝したため、B1残留が決まりました。また、仙台のB1残留プレーオフ出場も決定しました。その結果滋賀、秋田、富山、横浜の4チームが、B1残留確定を目指して残り3試合を戦います。前節で、滋賀が名古屋Dに連勝を果たし、18勝39敗となり、B1の14位に浮上しました。4チームの中で横浜だけ連敗し、無条件でのB1残留に黄信号が灯っています。
■次節の見どころ
B1第31節は1試合のみの開催です。ですが、今まで以上にその1試合の重みが違います。9試合行われる中でも、大阪、琉球、栃木の3チームの試合に注目です。大阪、琉球と、チャンピオンシップ出場を懸けたB1西地区2位争いは、次節で大阪が滋賀に勝利し、琉球が名古屋Dに敗れた時点で大阪の2位が確定します。栃木は、B1東地区優勝マジックが1であるため、A東京に勝利すれば地区優勝が決まります。GW初日を勝利で飾れるチームは、どこか。
■アルバルク東京×栃木ブレックス
- ・試合日
5月3日(水) - ・試合開始時間
15:00 - ・会場
国立代々木競技場第二体育館 - →スポナビライブで観戦しよう!
- →B.LEAGUEチケット
- →試合情報
アルバルク東京:ディアンテ・ギャレット
栃木ブレックス:田臥 勇太選手
B1東地区のライバル対決もレギュラーシーズンではこれが最後です。これまでの対戦成績は栃木の5勝2敗。この試合で栃木が勝利すれば、B1東地区の地区優勝が決まります。一方で東地区2位のA東京は、栃木に負け、千葉が秋田に勝利すると、チャンピオンシップクォーターファイナルのホーム開催が危うくなる可能性もあります。
勝敗のカギは、A東京の#2ギャレットと栃木の#0田臥です。
#2ギャレットは、B.LEAGUEに在籍する元NBA経験者の中でも抜群のドリブルとキレのあるドライブによって、得点とアシストを量産してきました。。この試合で持ち前の得点力はどう活きるのか。対する#0田臥は、アシスト数こそ多いものの、スタッツ面ではそれほど目立ちません。試合の重要な局面で、パスカットや、決定的なアシストをすることで、チームを勝利に導いてきました。今回はどのような決定的な仕事をしてくれるのか。
前節で千葉に連敗し、嫌な流れを断ち切ってB1東地区優勝を決めたい栃木。なんとしてもホームで勝利して、意地を見せたいA東京。勝利を飾るのはどちらか。
■千葉ジェッツ×秋田ノーザンハピネッツ
- ・試合日
5月3日(水) - ・試合開始時間
19:00 - ・会場
沖縄市体育館 - →B.LEAGUEチケット
- →試合情報
千葉ジェッツ:富樫 勇樹選手
秋田ノーザンハピネッツ:安藤 誓哉選手
千葉ジェッツにとって、レギュラーシーズンのホーム最終戦になります。また、現在B1東地区2位のA東京とのゲーム差は1なので、この試合で必ず勝利し、東地区2位でのチャンピオンシップ出場を果たしたいところです。
この試合の見どころは、チームを勝利に導く司令塔対決です。ホーム千葉のポイントガード#2富樫は、ここまで12.9得点、4.1アシスト、FT成功率も86.8%という立派な成績を残しています。167センチという身長のハンデを乗り越え、高い精度のジャンプシュート、観る者を沸かせるアシストパスなどでファンの心をつかんでいます。対する秋田のポイントガード#3安藤も、10.4得点、2.9アシストという成績を残し、日本代表候補にも選出されるなど、飛躍したシーズンになりました。海外仕込みのドリブル、正確なシュート、粘り強いディフェンスを持ち味とし、堅実なプレーでチームを勝利に導きます。
今シーズン最後の対戦でいいプレーができるのはどちらか。
また、千葉ジェッツは、B.LEAGUE観客動員新記録である7000人越えを目指し、ド派手な演出や、来場者サービスを企画しており、そちらにも目が離せません。
■大阪エヴェッサ×滋賀レイクスターズ
大阪エヴェッサ:木下 博之選手
滋賀レイクスターズ:並里 成選手
チャンピオンシップ出場に向け勝たなければならないホーム大阪と、B1残留に向け絶対に負けられないアウェー滋賀の1戦です。B1西地区2位の大阪は、3位琉球とのゲーム差は「1」。次節で琉球が名古屋Dに敗れ、大阪が滋賀に勝利すればチャンピオンシップ出場が決まる大一番でもあります。対する滋賀は、前節名古屋Dに執念の2連勝を果たし、B1残留に向け前進しました。とはいえ、15位秋田とは勝敗数で並んでおり、なんとしても大阪に勝利し、B1残留に近づきたいところです。
注目は、熟練のポイントガード大阪#17木下と、ファンタジスタ#7並里のガード対決です。
ベテランの#17木下は、怪我で戦列を離れる時期がありながらもスタメンで出場し続け、チャンピオンシップ争いになってから得点数も上がってきました。それ以上にチームに与える影響は絶大で、戦列を離れていた時期の勝率が0.363、出場している時期の勝率は0.522となっています。対して#7並里は、シーズン途中加入ながら、徐々にチームにフィットし、残留プレーオフ争いに入ってからA東京などの強豪を破るなど、大きな存在感を発揮しています。アシストランキングには含まれていませんが、リーグ2位に並ぶ平均4.2アシストを記録しています。強気なゴール下へのドライブや、ゴールに直結するアシストパスなど、得点に絡むプレーが多いです。
負けられない両チームによる大一番。勝利するのは、どちらのチームか。
5月3日(水)
■B1
富山 × 川崎 13:00開始(富山市総合体育館)
横浜 × 三遠 14:00開始(横浜文化体育館)
北海道 × 仙台 14:00開始(北海きたえーる)
名古屋D × 琉球 14:05開始(愛知県体育館)
千葉 × 秋田 15:00開始(千葉ポートアリーナ)
A東京 × 栃木 15:00開始(国立代々木競技場第二体育館)
SR渋谷 × 新潟 15:00開始(大田区総合体育館)
大阪 × 滋賀 15:00開始(府民共済SUPERアリーナ)
京都 × 三河 18:00開始(ハンナリーズアリーナ)