2017-18シーズンB.LEAGUEクラブライセンス判定結果(第2回)について
公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(本社:東京都文京区、理事長:大河正明 以下「B.LEAGUE」)は、4月5日(水)開催の理事会において、2017-18シーズンB.LEAGUEクラブライセンス交付(第2回)について、下記の通り決定しましたのでお知らせいたします。
B.LEAGUEクラブライセンスとは、B.LEAGUEのリーグ戦に出場するための資格となり、B1、B2リーグに参加できる資格となるB1ランセンスと、B2リーグに参加できるB2ライセンスの2種類があります。有効期間は対象シーズンの1年間。継続的にリーグ戦に参戦するには、毎年希望するシーズンの前年11月までに申請しライセンスの交付を受けることが条件となります。バスケットボール界全体の安定的・持続的な成長と発展に寄与することを前提とし、育成面・施設面・選手環境面などを、プロリーグとしてふさわしい水準に保ち、さらに発展させることによって、クラブの価値が向上することを目的としております。
第2回判定結果
■ 2017-18シーズンB1クラブライセンス
※北海道、A東京、※SR渋谷、三遠
※福島、※群馬
■ 2017-18シーズンB2クラブライセンス
東京Z、FE名古屋、奈良、※香川
※金沢
■ 2017-18シーズンライセンス不交付
東京EX、鹿児島
※印は改善要求あり。
改善要求事項は以下の通り。
最終判定結果
■ 2017-18シーズンB1クラブライセンス 26クラブ
B1:18クラブ
北海道、仙台、秋田、栃木、千葉、A東京、SR渋谷、川崎、横浜、新潟、富山、三遠、三河、名古屋D、京都、滋賀、大阪、琉球
B2:8クラブ
山形、福島、茨城、群馬、西宮、広島、島根、熊本
■ 2017-18シーズンB2クラブライセンス 11クラブ
B2:8クラブ
青森、岩手、東京Z、信州、FE名古屋、奈良、愛媛、香川
準加盟:3クラブ
埼玉、金沢、福岡
■ 2017-18シーズンライセンス不交付
B2:2クラブ
東京EX、鹿児島
(参考)
1.クラブライセンス制度の目的
最大の目的は、バスケットボール界全体の安定的・持続的な成長と発展に寄与すること。Bライセンス制度の目的は、クラブを取り締まり、排除することではない。
プロバスケットボールクラブにおける育成面・施設面・選手環境面などを、プロリーグとしてふさわしい水準に保ち、さらに発展させることによって、クラブの価値が向上することを目的する。
また、財務面では無理な投資を抑制し、ガバナンスを改善させることによって、クラブが社会的に信用され、地域に根付き、永続的に存続できることを目標とする。
2.Bリーグクラブライセンスとは
Bリーグのリーグ戦に出場するための資格。Bリーグに参加を希望するクラブは、希望するシーズンの前年11月末までにBリーグに申請を行う必要がある。有効期間は対象シーズンの1年間。継続的にリーグ戦に参戦するには、毎年申請してライセンスの交付を受けることが条件となる。
3.ライセンスの種類
B1ライセンス
B1リーグ、B2リーグに参加できる資格
B2ライセンス
B2リーグにのみ参加できる資格
4.審査方法
ライセンス交付可否および制裁内容について、ライセンスマネージャーの決定(外部のライセンス諮問会に当該決定の妥当性についての答申を求める)を、理事会が承認(クラブ理事は決議不参加)することによって確定する。
5.ライセンスが交付されなかった場合
B1クラブがB2ライセンスしか交付されなかった場合、成績に関わらず翌シーズンはB2リーグに降格となる。B1・B2ライセンスが交付されなかった場合、成績に関わらず翌シーズンはB3リーグ等に降格となる。
B2クラブがB2ライセンスしか交付されなかった場合もB2プレーオフには出場できる。しかしB2プレーオフで優勝・2位となってもB1リーグに昇格できず、3位になってもB1・B2入れ替え戦に出場できない。B1・B2ライセンスが交付されなかった場合、翌シーズンはB3リーグ等に降格となる。
5.審査基準
ライセンス交付判定は、大きく分けて5つの基準で判定される。
競技基準 〈7基準〉=S基準 ( Sporting Criteria)
施設基準 〈2基準〉=I基準(Infrastructure Criteria) ※別途「アリーナ検査要項」で詳細を定めている
人事・組織体制基準 〈14基準〉=P基準(Personnel and Administrative Criteria)
法務基準 〈8基準〉=L基準(Legal Criteria)
財務基準 〈9基準〉=F基準(Financial Criteria)
6.基準の等級
各基準に等級を設け、等級によって交付可否および制裁・改善要求事項の取扱いが異なる。B1とB2ライセンスで等級が異なる場合がある。
「A」基準:未充足の場合、原則としてライセンスは交付されない。特例的に制裁・改善要求事項を科してライセンスを交付する場合がある。
「B」基準:未充足の場合、ライセンスは交付するが、制裁・改善要求事項を科す可能性がある。
「C」基準:判定内容に影響を与えないが、将来的に基準が引き上げられる可能性のあるものであり、計画的に充足に向けた取り組みが必要な項目である。
7.スケジュール
2016年 4月 クラブライセンス申請書類の配布
2016年 9月 決算関係書類の事務局提出
2016年11月 全ての申請書類の事務局提出
資料チェック、追加ヒアリング、ライセンスマネージャーによる原案作成、ライセンス諮問会による答申作成
2017年 3月 理事会にてライセンス1次交付決定・各クラブ通知
2017年 4月 理事会にてライセンス2次交付決定・各クラブ通知
2017年10月 2017-18シーズンのリーグ戦参戦
7.スケジュール
2016年 4月 クラブライセンス申請書類の配布
2016年 9月 決算関係書類の事務局提出
2016年11月 全ての申請書類の事務局提出
資料チェック、追加ヒアリング、ライセンスマネージャーによる原案作成、ライセンス諮問会による答申作成
2017年 3月 理事会にてライセンス1次交付決定・各クラブ通知
2017年 4月 理事会にてライセンス2次交付決定・各クラブ通知
2017年10月 2017-18シーズンのリーグ戦参戦
8.諮問委員会の包括的意見
<財務面>
ガバナンスに問題があるクラブが散見されるので、組織要件等を検討されたい。経営(財務)の安定性に問題があるクラブが散見されるので、今後の事務局の継続フォロー、指導が求められる。ライセンス制度への理解が不十分なクラブが散見されるので、より理解の徹底の指導が求められる。リーグの安定的な運営、継続のために本ライセンス制度は必要不可欠である。2018年6月迄のクラブ間の金銭貸借(第三者経由も含む)の解決に努めること。
<施設面>
Jリーグでも長い時間がかかっているため、トイレについては時間をかけて改善をしていくことを期待したい。既存施設でも努力目標として改善を図っていく(例:パイプいす、目線等 )。東京オリンピック・パラリンピックを控えているため、ソフト面(事故・事件・避難・テロ・疫病のマニュアル等の整備)は迅速に対応していくこと。人を守ることは最重要の課題。