「B.LEAGUEドラフト」概要発表会見
B.LEAGUEのドラフト制度とは
- 前年順位の低いクラブを優遇する「ウェバー方式」を採用
- ドラフト対象選手は高校3年生~大学4年生+プロ2年目まで
- クラブの育成を尊重する「Bユース優先交渉権」を制定
- クラブがドラフトに参加するためには「ドラフト参加審査の合格」が必要
- 第1回B.LEAGUEドラフトは2026年1月29日(木)に開催!
ドラフトの考え方

ドラフト方式

ウェバー方式
前年順位の低いクラブを優遇し、リーグ全体の戦力均衡を図る
※2026年、2027年は全ての参加クラブが等しい倍率での抽選とする
方式 | 指名方式 |
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概要 | ウェバーにより1巡目から指名を行う |
特徵 | ドラフト指名順位はシーズン順位の下位からの指名になるため、上位に上がろうとするモチベーションが弱まる。順位=指名順にならない仕組みとして、指名順抽選を実施する。 |
ドラフトの流れ
Phase1. ユース優先交渉権
自クラブユース選手とドラフト1巡目最高金額(1,400万円)を上限に優先交渉ができる。
ユース優先交渉権の詳細はこちら
Phase2. B.LEAGUEドラフト
Phase1.で交渉決裂したユース選手を含めてドラフトを実施。
指名順の詳細はこちら

Phase3. ユース選手との再交渉
自クラブユース選手とPhase1.で交渉決裂し、ドラフトで指名されなかった選手とは再度交渉可能。
指名順の決定方式
2026年(第1回)、2027年(第2回)
B.革新後のリーグ体制での順位反映ができないため、全てのクラブの倍率を均一に設定して指名順抽選を実施

2028年(第3回)以降
Step1. 指名順1位~3位は、前シーズンのポストシーズン未進出クラブのうち下位からオッズが高くなる傾斜条件をつけた抽選で決定。
Step2. 指名順4位~18位は、前シーズンのポストシーズン未進出クラブのうち抽選で指名順を獲得しなかったクラブの下位から順番に指名順を決定。
Step3. 前シーズンのポストシーズン進出クラブは、下位から順番に指名順を決定。

・指名順獲得方法
【1】1位~3位指名順獲得→抽選(前シーズンのポストシーズン未進出クラブ)
ドラフト前シーズンのプレーオフ未進出クラブを年間最終順位が低いクラブに高確率となるオッズを設定し、抽選方式により指名順を決定する
※下位3クラブのオッズを14.0%で固定し、残りの58.0%を残りのクラブのうち下位クラブから高いオッズになるように均等性科をつけて設定する
【2】4位~18位指名順獲得→順位反映(前シーズンのポストシーズン未進出クラブ)
ドラフト前シーズンのプレーオフ未進出クラブのうち、【1】抽選で指名権を獲得したクラブを除いて年間最終順位が低いクラブから順番に指名順を決定する
【3】19位~26位指名順獲得→順位反映(前シーズンのポストシーズン進出クラブ)
ドラフト前シーズンのプレーオフ進出クラブを年間最終順位が低いクラブから順番に指名順を決定する
ウェバー方式に関する諸条件
・B.PREMIERクラブに初めて入団する選手(高校・大学卒業および中退・退部後の3年間と、大学在学期間中に他連盟登録の選手)はドラフト対象とし、B.PREMIER以外のクラブ(海外含む)に入団した選手はドラフト対象期間中はB.PREMIERクラブへの完全移籍不可。
・選手が指名されたクラブとの契約を拒否した場合、そのシーズンはB.PREMIERクラブとの契約は不可。
・志望届が有効に提出されていない選手を指名することは不可。
・他のクラブが指名した選手を重ねて指名することは不可。
・各巡目において指名を行わないこと(指名回避)も可能。
※3月末日を契約締結期限とし、それ以降の契約遅延は不可
・ドラフト経由で契約した選手も育成選手契約制度での契約締結は可能。
・契約金はサラリーキャップの対象。
・B.ONE、B.NEXTは毎年9月1日以降に翌シーズン分の契約締結が可能。
・B.ONE、B.NEXTの新人選手は、年俸上限(460万円+リーグ規定上限のインセンティブ)がドラフト対象となる期間に合わせて3年間適用。
ドラフト対象選手
・日本人(見做し日本人を含む)※外国籍・帰化は対象外
・自クラブのユース所属選手(一定基準あり)にはドラフト前の優先交渉権を付与
・プロ1~3年目でB.PREMIERに所属する場合は、必ずドラフトを経由しなければならない。ただし、2025-26シーズン開幕時点で2026年6月30日を含むプロ契約を締結している選手は、以下に該当する場合もドラフト対象外
・ドラフト前に他連盟に所属しながら特別指定制度で活動を開始している選手、活動を合意している選手は、ドラフト開催シーズンに限り、ドラフトで指名されたクラブとは異なるクラブでの特別指定選手としての活動を妨げない
高校生(ドラフト時点 ※毎年1月)

【条件①】過去にBクラブとプロ契約実績なし
【条件②】過去のBクラブとのプロ契約締結から2シーズンが経過していない
【条件③】過去のBクラブとのプロ契約締結から2シーズンが経過している
大学生(ドラフト時点 ※毎年1月)

【条件①】過去にBクラブとプロ契約実績なし
【条件②】過去のBクラブとのプロ契約締結から2シーズンが経過していない
【条件③】過去のBクラブとのプロ契約締結から2シーズンが経過している
プロ選手(ドラフト時点 ※毎年1月)
ドラフト時点でB.PREMIER、B.ONE、B.NEXTをはじめ、海外クラブを含むプロ実績が2年に満たない選手が対象。ただし、NBAとの契約実績のある選手は除く。

ユース優先交渉権
B.PREMIERクラブのユースチームの保有はB.革新後もクラブライセンス取得において必須要件となる。自クラブで発掘・育成した選手を優先的に契約できる仕組みは、ドラフト制度とユースチーム保有の両立では必要不可欠。毎年1月のドラフトに先駆けて、条件を満たしたユース所属選手に限り、優先的な契約交渉を可能とする。
ユース優先交渉対象選手
・日本国籍を有すること(見做し日本人を含む)
・前シーズン4月1日時点で満17歳の選手かつ18歳の誕生日を迎えていない選手
・登録された期間:2年(1年=年度当初の期日~年度末まで有効に登録されていること)
U18
【通常契約】
・B.LEAGUE U18チームに所属中の選手かつ、登録された期間が直近連続2年以上あること
・360万~1400万(3年契約)※上限金額にはインセンティブ120万/1シーズンを含む
【U22枠】
・B.LEAGUE U18チームに所属中の選手かつ登録された期間が直近連続2年以上あること
・日本国籍を有すること(見做し日本人は対象としない)
・360万~460万(3年契約)※インセンティブ120万/1シーズン
U15
対象としない
優先交渉期限
ドラフト前年12月1日
ドラフトのスケジュール

ドラフト志望届の提出
B.ONE/B.NEXT所属選手
1. 選手本人からB.PREMIERを志望する意志を所属するクラブへ申告。「B.LEAGUE志望届」を提出
2. 所属クラブから「B.LEAGUE志望届」、「B.LEAGUE志望届の受理報告」をB.LEAGUEへ提出
※当該シーズンで契約満了の場合→ドラフト志望の意志を拒否できない(契約が存在しないことを確認するためのフロー)
※翌シーズンを含む契約期間を持つ場合→クラブの合意が必要
3. B.LEAGUE公式WEBサイトにおいてドラフト申請リスト登録を公示
B.LEAGUE U18所属選手
1. 選手本人からB.PREMIERを志望する意志を所属するU18チームへ申告。「B.LEAGUE志望届」を提出
※所属するクラブへの志望届提出は、B.LEAGUE志望を「報告」する意味であり、受理報告はクラブが選手に報告を受けたことを「証明」する書類である
2. 所属するU18チームから「B.LEAGUE志望届」、「B.LEAGUE志望届の受理報告」をB.LEAGUEへ提出
3. B.LEAGUE公式WEBサイトにおいてドラフト申請リスト登録を公示
一般社団法人日本社会人バスケットボール連盟(JSB)に所属する選手
1. 選手本人から翌シーズンB.PREMIERを志望する意志を所属する企業・チームへ申告。「B.LEAGUE志望届」を提出
2. 所属企業・チームから「B.LEAGUE志望届」、「B.LEAGUE志望届の受理報告」を選手本人へ返送
3. 選手本人から「B.LEAGUE志望届」、「B.LEAGUE志望届の受理報告」をB.LEAGUEへ提出
4. B.LEAGUE公式WEBサイトにおいてドラフト申請リスト登録を公示
一般財団法人全日本大学バスケットボール連盟(JUBF)に所属する選手
1. 選手本人から「B.LEAGUE志望届」を所属する大学の部長へ提出
2. 所属する大学から「B.LEAGUE志望届」、「B.LEAGUE志望届の受理報告」を選手本人へ返送
※所属する大学への志望届提出は、B.LEAGUE志望を「報告」する意味であり、受理報告は大学が報告を受けたことを「証明」する書類である
3. 選手本人から「B.LEAGUE志望届」、「B.LEAGUE志望届の受理報告」をB.LEAGUEへ提出
4. B.LEAGUE公式WEBサイトにおいてドラフト申請リスト登録を公示
都道府県高等学校体育連盟の加盟チームに所属する選手
1. 選手本人から「B.LEAGUE志望届」を所属する高校の校長へ提出
2. 所属する高校から「B.LEAGUE志望届」、「B.LEAGUE志望届の受理報告」を選手本人へ返送
※所属する大学への志望届提出は、B.LEAGUE志望を「報告」する意味であり、受理報告は大学が報告を受けたことを「証明」する書類である
3. 選手本人から「B.LEAGUE志望届」、「B.LEAGUE志望届の受理報告」をB.LEAGUEへ提出
4. B.LEAGUE公式WEBサイトにおいてドラフト申請リスト登録を公示
・日本国外のバスケットボール競技団体に所属する選手
・その他の連盟に所属する選手
・いずれのバスケットボール競技団体や連盟等に所属していない選手
1. 選手本人から「B.LEAGUE志望届」をB.LEAGUEへ提出
2. B.LEAGUE公式WEBにおいてドラフト申請リスト登録を公示
※所属するチームや団体がある場合、「ドラフト志望届の受理報告」の提出を推奨
ドラフト参加審査基準(クラブ)
B.PREMIREクラブがB.LEAGUEドラフトに参加するためには環境整備が必要となる。
ドラフト制度の導入により、選手の進路選択に一定の制限を強いることになる。選ばれた選手がどのクラブに所属したとしても不利益を被らないよう、クラブ側の環境整備や、選手の権利を充実させるため、ドラフトに参加するクラブに対して厳しいルールを設けることの重要性が極めて高い。
選手の権利
契約
B1B2における新人年俸上限から大幅に増額修正。
所属カテゴリ、指名巡により最低800万円~最高1億円の年俸が新人選手に約束される。
雇用保証
ドラフトで加入したクラブで現役引退をした選手に限り、選手が希望した場合は最大3年間の雇用が保証される。(フロントスタッフやチームスタッフでの雇用を想定)
練習環境
練習トレーニング設備
オフシーズンを含む年間を通じた選手の拠点となる、練習場やウェイトトレーニング施設も新たに施設基準を設定。練習場の固定化や機材・設備を高位水準に引き上げ。
練習場およびウェイトトレーニング施設規程スタッフ人数
選手の強化やケア、活動サポートを手厚く行うべく、必要なチームスタッフの人数・資格の条件を引き上げ。最低でも11名のチームスタッフの雇用が必須要件となる。
スタッフ人数規定生活環境
食事
トップ選手として必要な栄養管理や遠征先での食事メニューについて、専門資格を持つ栄養士から適切なアドバイスを受けられる環境を整備。
移動宿泊
100kmを超える移動は新幹線や特急の利用かつグリーン車利用を義務付け、ホテルのグレードは4つ星以上に基準を設定。(一部地域においては例外もあり)
B.LEAGUEドラフト 2026の開催
名称 | B.LEAGUEドラフト 2026 |
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開催日 | 2026年1月29日(木) |
開催場所 | TOKYO DOME CITY HALL |