満身創痍の千葉J…渡邊雄太が宇都宮戦で待望の復帰「自分たちは本当にもう負けれない状態」
4月16日、日本各地で「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」B1第32節が開催され、千葉ジェッツは本拠地LaLa arena TOKYO-BAYで宇都宮ブレックスと対戦した。
千葉Jは現在、東地区2位でチャンピオンシップ圏内には位置しているものの、3位の群馬クレインサンダーズとは1ゲーム差で1試合も落とせない状況。しかしチームを支え続けてきたエースの富樫勇樹をケガで欠き、この試合はベテランのミスタージェッツこと西村文男も欠場。二上耀、菅野ブルースも出場できない苦しい状況が続いている。
そのような状況の中で迎えた、東地区優勝を決めた宇都宮との一戦。この試合で、3月19日の群馬クレインサンダーズ戦で負傷した渡邊雄太が待望の復帰を果たした。渡邊はベンチから出場するとホームの大きな歓声に包まれ、その期待に答えるようにアグレッシブなプレーを見せ、ファストブレークからダンクを決めるなど復調をアピールした。しかし、第2クォーター終了時点で31ー40の9点差と劣勢に立たされる。
それでも後半開始から千葉Jが反撃を開始。金近廉の3ポイントシュートを皮切りに、攻守がかみ合い出し、第3クォーター終了間際にはクリストファー・スミスの3ポイントで59-59と同点に追いつく。第4クォーターも千葉Jがディフェンスとリバウンドを強化し、ホームの大歓声の後押しもあり85-79で宇都宮に勝利した。
渡邊はこの日、後半の大事な場面で2つのバスケットカウントをもぎ取るなど、13得点5リバウンドと活躍。試合後に「レギュラーシーズンも残り少なくなってきて、自分たちは本当にもう負けれない状態」と今の立ち位置を改めて強調。「今日の勝ちは本当にすごく大きい。(富樫)勇樹がいない中でこういう勝ち方ができたっていうのはすごく自分たちの自信に繋がると思います」とコメント。
地区優勝を決めた宇都宮とのモチベーションの差があったとしながらも「今日勝ったから自分たちの方が強いとは思わない。それでもやはり本当に強いチーム相手に逆転して勝てたのはすごく大きい」と残りの試合に向けて、チームの成長と手ごたえを感じている。
千葉Jは残り7試合でチャンピオンシップ出場とホーム開催も狙い続けている。