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2025.04.17

Bリーグ3月度月間MVPがA東京・ロシターに決定…今季2回目の受賞

  • バスケットボールキング

 Bリーグは4月17日、アルバルク東京のライアン・ロシターが3月度の『B.LEAGUE MONTHLY MVP BY 日本郵便(月間MVP)』に選出されたことを発表した。昨年10月にも選ばれているロシターは、今シーズン2度目の受賞となった。

 現在35歳で帰化選手のロシターは、206センチ105キロのパワーフォワード兼センター。3月は10試合で平均14.9得点9.3リバウンド4.4アシストを記録しチームをけん引した。中でも3月19日のB1第25節・横浜ビー・コルセアーズ戦ではキャリアハイとなる15アシストを含むトリプルダブルをマーク。多くの審査員がこの記録について触れ、受賞の大きな要因にもなった。

 この選出についてロシターは、「このような素晴らしい賞を再びいただけたことを嬉しく思います。自分自身はいつも個人のタイトルよりもチームの勝利を優先してプレーしています。この3月というシーズンの中でも重要な時期に、8勝2敗という結果を残すことができて良かったです。引き続きご声援のほどよろしくお願いします」とコメントしている。

 選考委員長を務める佐々木クリス氏は、「3月のA東京は千葉J、琉球と並んで10戦8勝。中地区3位とのゲーム差を広げチャンピオンシップ進出の可能性を拡大。その中にありチームの扇の要とも言えるロシター選手は攻守で大車輪の活躍。3月におけるA東京の1試合平均プラスマイナスが+3.7を記録する中、ロシター選手は+5.7。ロシター選手不在時間にチームのパフォーマンスは-2.0とその存在の大きさはデータにも表れていたことが伺えます」とロシターがいかにA東京にとって大きな存在であるかをデータで示した。

 また、審査員の石崎巧氏はA東京の3月のチーム平均スリーポイント成功率が34.4パーセントに上昇したことに触れながら「ヘルプが寄れば外へ捌き、助けがこなければ自ら沈める。ロシター選手の能力が周囲の選手を活かし、周りが結果を残すほどにロシター選手が攻めやすくなる、有機的な循環システムの確立を見せ始めています。そのCPUたるロシター選手の働きは、MVPとはチームの勝利の根幹であるという、これ以上ない好例であると言えそうです」と絶賛している。