新アリーナ建設へ始動「奇跡の集合体」静岡がB1ライセンス取得を報告
4月15日、B2西地区のベルテックス静岡が、2025-26シーズンのB1クラブライセンスを交付されたことを報告。松永康太代表取締役社長は新アリーナ建設と新B1「Bプレミア」参入へ向けて前進したとコメントした。
静岡は3月に行われた第1回クラブライセンス判定で、施設基準と財務基準で継続審議とされていたが、1カ月間の調整を経てクリア。現在、静岡県内に施設基準の一つである4000席以上の試合会場はないものの、静岡市が東静岡駅北口の市有地に2030年に開業する計画で調整中。基準を満たしたアリーナが3年以内に着工し、5年以内に竣工することを示したことで、Bリーグが定める「新設アリーナ建設の蓋然性」が認められ、B1ライセンス取得に至った。
静岡の松永社長は、地元自治体をはじめとした関係者への感謝を示しつつ、「今回のB1ライセンス取得は、静岡にとって長年の悲願であったアリーナ建設プロジェクトが、2030年春の竣工を目指して正式にスタートしたことを意味し、また、B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)参入に向けた大きな一歩ともなります」と、2026年秋に開幕する新B1「Bプレミア」参入にも前進したことを明言。
数々の苦難を乗り越え、クラブ発足6年で悲願のB1ライセンスを取得したことも振り返り、「声を大にしてお伝えしたいのは、『ベルテックス静岡が今ここに存在していること』は、決して当然ではなく、まさに“奇跡の集合体”であるということです」と、ファンも含めた関係者に感謝した。
B2リーグ戦は今週末に最終節を迎え、5月1週目から来シーズンのB1昇格をかけた「りそなグループ B2 PLAYOFFS 2024-25」がスタート。2チームに与えられる昇格きっぷを目指す静岡の松永社長は「プレーオフは何が起こるか分かりません。最後まで静岡一丸、総力戦で挑みますので、ぜひご注目ください」と、ファンに後押しを呼びかけた。