2025.04.16
SR渋谷がパヴィチェヴィッチ氏を解任、新指揮官はカイル・ベイリー氏に
名古屋D戦よりベイリー新HCが指揮
サンロッカーズ渋谷は、4月15日付でルカ・パヴィチェヴィッチ氏のヘッドコーチ解任、及びカイル・ベイリー氏の新指揮官就任を発表した。新体制は本日16日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦から始動する。
ベイリー新HCは2017~2022年にSR渋谷のアシスタントコーチを経験。一昨季は群馬でACを努めたが、昨季から再びSR渋谷のACに復帰していた。チームを通じて同氏は「サンロッカーズファミリーの皆さん、ホーム会場やアウェー会場、そして中継や配信で、いつも素晴らしい応援をありがとうございます。コーチルカには昨シーズンから情熱的なリーダーシップでチームを牽引してもらったこと、そして私をコーチとして、また1人の人間として成長させてくれたことに感謝いたします。今回、このような素晴らしいチャンスをいただきワクワクしていますし、とても感謝しています。皆さんと共に戦えることを、心から楽しみにしております」とコメントを発表している。
パヴィチェヴィッチ氏は、2023年にSR渋谷のヘッドコーチに就任。名将として知られたその戦術眼とリーダーシップでクラブに新たな風をもたらした。クラブの神田康範代表取締役社長はリリースの中で、「すべての貢献に、心より敬意と感謝を申し上げます」と功績を称えている。
■代表取締役社長 神田康範 コメント
このたび、ルカ・パヴィチェヴィッチ氏のヘッドコーチ職を解任する決断をしました。
パヴィチェヴィッチ氏は、チームの変革期においてその豊富な経験と戦略眼でサンロッカーズ渋谷を新たなステージへ導いてくださいました。また、常に紳士的な態度でファンと向き合いながら、何よりもバスケットボールに対する揺るぎない情熱を持ち続け、クラブに大きな刺激と学びをもたらしてくれました。そのすべての貢献に、心より敬意と感謝を申し上げます。
カイル・ベイリー新ヘッドコーチは、バスケットボール指導における卓越した手腕はもちろんのこと、長年クラブに在籍してきた経験から、広い視野でクラブ全体を見渡すことのできる非常に優れた人材だと感じております。
そのようなベイリー氏と共に、新たなクラブの歴史を築いていけることを、心から楽しみにしております。
今後、クラブとしては新たな体制のもと、B.PREMIERを見据え『心揺さぶるバスケットボール』の実現を目指してまいります。
ファンの皆様、パートナーの皆様をはじめ、サンロッカーズ渋谷を応援いただいているすべての皆様には、これからも変わらぬご声援を賜りますようお願い申し上げます。
■ゼネラルマネージャー 松岡亮太 コメント
ルカ・パヴィチェヴィッチ氏を2023-24シーズンにこのクラブのヘッドコーチとして招聘して以降、我々はコーチルカから多くのことを学んできました。様々な経験を通して共に成長してきた時間はかけがえのないものです。これまでの多大なる貢献にとても感謝しております。
一方で、今シーズンの佳境を迎える現在、強い覚悟と責任をもって集まってくれた選手・スタッフやこのクラブの現状と将来も踏まえて総合的に考えた結果、ここで次のステップに行くことがベストだと判断しました。
後任となるカイル・ベイリー新ヘッドコーチは2017年の加入以降、コーチルカをはじめとした多くのコーチの右腕として約7シーズンに渡りこのクラブを常に陰で支え続けてきた存在です。これまで積み上げた土台を引き継ぎながら次のステップに向かう中で、彼ならチームを託せると確信しております。
レギュラーシーズンも残りわずか8試合ではありますが、まだ8試合もあります。
コーチカイルを中心に明日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦よりもう一度、チーム一丸となり「心揺さぶるバスケットボール」を胸に戦います。
どうぞ引き続きサンロッカーズ渋谷へのご声援を宜しくお願いいたします。
記事提供:月刊バスケットボール