SR渋谷がルカ・パヴィチェヴィッチHCを解任…後任はカイル・ベイリーAC
B1中地区のサンロッカーズ渋谷は4月15日、ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチの解任と、アシスタントコーチを務めていたカイル・ベイリーを後任HCとすることを発表した。ベイリーHCは4月16日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦から指揮を執る。
SR渋谷はクラブの公式サイトを通して、「ルカ・パヴィチェヴィッチ氏は、約2シーズンにわたりSR渋谷のヘッドコーチとしてチームをけん引し、その卓越した戦術とリーダーシップでクラブの発展に大きく貢献してくださいました。クラブ一同、これまでの多大なるご尽力に深く感謝申し上げるとともに、今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます」と、パヴィチェヴィッチ氏への感謝を伝えた。
モンテネグロ(旧ユーゴスラビア)出身で現在56歳のパヴィチェヴィッチ氏は、男子日本代表の暫定ヘッドコーチ(テクニカルアドバイザー)、アルバルク東京のヘッドコーチを経て、2023年5月にSR渋谷の指揮官に就任。1年目の2023-24シーズンは35勝25敗でチャンピオンシップ進出まで一歩及ばず、2年目の今シーズンもここまで28勝24敗と、チャンピオンシップ進出に黄色信号が灯っていた。
今回の発表に際して、松岡亮太ゼネラルマネージャーは「ルカ・パヴィチェヴィッチ氏を2023-24シーズンにこのクラブのヘッドコーチとして招聘して以降、我々はルカから多くのことを学んできました。様々な経験を通してともに成長してきた時間はかけがえのないものです。これまでの多大なる貢献にとても感謝しております」と感謝。「一方で、今シーズンの佳境を迎える現在、強い覚悟と責任をもって集まってくれた選手・スタッフやこのクラブの現状と将来も踏まえて総合的に考えた結果、ここで次のステップに行くことがベストだと判断しました」と説明している。
現在SR渋谷はB1中地区5位、ワイルドカード出場圏内まで5ゲーム差と厳しい状況。このヘッドコーチの交代が吉と出るか凶と出るか、残り8試合に注目が集まる。