3月9日、広島ドラゴンフライズが東アジアスーパーリーグ（EASL）2024－25シーズン決勝で、桃園パウイアンパイロッツ（台湾）に72－68で勝利して初優勝を果たした。試合後、22分35秒に出場し10得点と優勝の立役者の一人となった、2シーズン目の若手でもある三谷桂司朗がそのゲームを振り返った。

　自身のプレーについて問われた三谷は「まずはディフェンスのところ」と即答。「最初は相手のビッグマンとのミスマッチがあったんですけど、そこで絶対にリバウンドを取らせないだったりとか、簡単にゴール下でシュートさせないところを、チームの役割として担っていたので、そこは成功できたかなと思います」と、自身の身長が191センチながら相手のビッグマンと対峙したディフェンス面を評価した。

　外国籍選手の活躍について問われると「頼りになる選手が集まっているので、当然相手もそこに意識が集中する場面が多くなります。なので、ピックアウトでもらったシュートをきっちり決めきるところは、選手の中でもそこは打ち切ろうということは練習からやっていました。今日は前半シュートが入らなくて重たい空気になりましたけど、後半打ち続けた結果2本決めることができたので、少しでも役に立ててよかったと思います」と語った。

　昨シーズンのBリーグの優勝とEASLでの優勝を比べて、気持ちの面での違いについて尋ねられると、「Bリーグは途中合流になってしまい、CSで貢献できていないまま優勝したというところがありました。しかし、EASLでは初戦から決勝トーナメントまでチームの一員として戦いきることができた結果の優勝ということで、うれしさの違いもあるのかな」とコメント。

　広島は帰国後の3月12日、Bリーグ第24節、アウェーでの茨城ロボッツ戦を控えている。現在18勝22敗で西地区5位に位置しているが、EASL優勝で大きな経験を積んだ若手の奮起による巻き返しが期待される。