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2025.03.07

広島がEASL決勝進出…Bリーグ勢連覇に王手、ファウルアウト相次ぐ緊急事態も乗り越える

  • バスケットボールキング

 3月7日、東アジアスーパーリーグ(EASL)の準決勝がスタジオシティ・イベントセンター(マカオ)で行われ、広島ドラゴンフライズが81-65で新北キングス(台湾)に勝利。9日に行われる決勝進出を決めた。

 試合立ち上がりは両チームともにミスが散見される重い立ち上がりだったが、ケリー・ブラックシアー・ジュニアが得点源となり踏ん張ると、4点ビハインドで迎えた第2クォーターには渡部琉が立て続けに3ポイントシュートを決めて一進一退の展開に。40-41の1点ビハインドで折り返した。

 ハーフタイム明けの第3クォーターは、一時10点差まで広げたリードが消滅しかけたが、寺嶋良、上澤俊喜、中村拓人の同時起用でディフェンスから流れを断ち切ることに成功。8点リードで迎えた第4クォーターも開始1分で河田チリジ、同3分でブラックシアーがファウルアウトとなる緊急事態となったものの、ドウェイン・エバンスを中心に最後は16点差まで突き放して逃げ勝った。

 速報値の個人スタッツでは、エバンスがチーム最長となる約35分に出場し、20得点16リバウンドでダブルダブル、ブラックシアーが18得点、渡部が16得点、上澤が14得点を記録。

 新北はキャプテンを務めるジョセフ・リンがチーム最多17得点を挙げ奮闘したが、3位決定戦に回ることに。元NBAプレーヤーのジェレミー・リンはベンチスタートで、17分の出場、7得点、3アシストだった。

 広島は9日に行われる決勝で、準決勝第2試合の琉球ゴールデンキングスvs桃園パウイアンパイロッツの勝者と対戦する。Bリーグ勢同士のファイナルが実現すれば、EASL3シーズン目にして初。昨シーズンに無敗優勝を果たした千葉ジェッツに続くBリーグクラブによる連覇も見えてきた。

■試合結果
広島ドラゴンフライズ 81-65 新北キングス
HDF|15|25|28|13|=81
NTK|19|22|19| 5|=65