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2025.03.06

思い出の地、船橋アリーナで千葉Jの瀬川琉久がホームデビュー&初フィールドゴール得点成功

  • バスケットボールキング

 3月5日、「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン」のB1リーグ第23節が開催され、東地区3位の千葉ジェッツが東地区7位の茨城ロボッツと対戦した。今シーズンからホームのメインアリーナをLaLa arena TOKYO-BAYに移した千葉Jだが、この日は昨シーズンまでのメインだった船橋アリーナで今シーズン初開催。数多の思い出が残りうアリーナに4477名のファン・ブースターが詰めかけた。

 ハーフラインより後方から放った渡邊雄太のブザービターが飛び出た第1クォーターを34-17とダブルスコアを終えた千葉J。しかし、第2クォーターはシュートに苦しみ、一進一退の展開となってしまう。

 後半に入ってもオフェンスのリズムが取り戻せないまま試合が進む。それでも第1クォーターの貯金を生かし、ティップオフ直後に一度リードを奪われたのみの試合運びで茨城を振り切り千葉Jが75-68で勝利。前節のGAME2でシーホース三河に敗れたものの、ここ5試合を4勝1敗として勢いを増し、チャンピオンシップ(CS)進出に向けて東地区、ワイルドカードの上位チームにプレッシャーをかけている。

 この試合で渡邊と一緒にMVPに選ばれたのが特別指定選手の瀬川琉久だ。第1クォーター残り48秒にコートインすると、10分8秒のプレイタイムながら6得点1リバウンドを記録。デビュー3戦目にして初のホームでのプレーながら、落ち着いたプレーぶりを発揮し、第4クォーター残り7分にはホームで初めてのフィールドゴールに成功。追い上げる茨城を突き放す値千金の得点をマークした。


 瀬川の試合後のコメントがクラブの公式Xをとおして伝えられている。

「初めてのホームゲームということで、前半は少し緊張していたんですけど、後半にかけて徐々に緊張がほぐれてきて自分のバスケットができたので、総合的に考えたらよかったかなと思います。

 ただ、まだやるべきことも沢山ありますし、まだまだできると思うので、そういった足りない部分をこれからどんどん改善していこうと思います」

 3月1日に東山高校の卒業式出席のため一旦チームを離れた瀬川だが、これで本格的にプロとしての活動をスタートさせたことになる。卒業後の初となる記念すべき試合をクラブの成長や数々の栄光を見守ってきた船橋アリーナで迎えられたことは、瀬川にとっても忘れられない記憶となるはずだ。

試合後の会見で笑顔を見せる [写真]=B.LEAGUE

【動画】今季初開催の船橋アリーナで千葉Jが躍動