終盤のディフェンスの強度が逆転劇を生み出す

2月28日から3月2日の3日間で、B1第22節の24試合が行われた。

長崎ヴェルカはホームで琉球ゴールデンキングスと対戦。初戦を74-93で完敗し、ゲーム2も第3クォーター終了時点で57-66と苦戦を強いられたものの、第3クォーター後半から3ポイントシュートに当たりが出始めていた。第4クォーターに入ると、それに加えてゴール下でのディフェンスも強度が増し、琉球の強力インサイドに押し負けなくなる。この弊害でタナー・グローヴスが早々にファウルアウトとなるも、長崎のプレー強度は落ちず。24秒バイオレーションと5秒バイオレーションを立て続けに誘発するなど琉球の攻め手を封じ、狩俣昌也の連続3ポイントシュートで追い上げ、一気に逆転する。最後はジャック・クーリーのペイントアタックに川真田紘也が粘り強く対応してトラベリングを誘発。ハピネスアリーナに詰めかけた観客を熱狂させる逆転勝利となった。

シーホース三河はホームに千葉ジェッツを迎えた。3月1日の初戦は終盤に驚異的な粘りで食らい付くも、残り10秒で西田優大が放った3ポイントシュートがリングに嫌われ、このオフェンスリバウンドをダバンテ・ガードナーが押さえるも、ゴール下のシュートを渡邊雄太にブロックされて、96-98で敗れていた。仕切り直しのゲーム2も前半は千葉Jの3ポイントシュート攻勢に苦しんだが、後半は千葉Jの3ポイントシュートを20本中成功わずか3本に抑え込み、ガードナーやザック・オーガストを中心にペイントエリアを支配して、鮮やかな逆転勝利を挙げている。

【B1第22節（2月28日）の試合結果】
大阪 68-85 島根

【B1第22節（3月1日）の試合結果】
名古屋D 79-62 佐賀
秋田 72-105 三遠
横浜BC 71-68 SR渋谷
滋賀 81-87 FE名古屋
茨城 80-87 越谷
宇都宮 81-64 北海道
群馬 81-74 仙台
A東京 83-81 京都
三河 96-98 千葉J
大阪 74-60 島根
長崎 74-93 琉球
川崎 66-92 広島

【B1第22節（3月2日）の試合結果】
三河 85-68 千葉J
秋田 72-74 三遠
横浜BC 75-62 SR渋谷
滋賀 81-75 FE名古屋
茨城 59-64 越谷
宇都宮 98-91 北海道
群馬 95-73 仙台
名古屋D 81-65 佐賀
川崎 96-78 広島
A東京 81-66 京都
長崎 89-85 琉球

【第22節終了時点でのB1順位表】
◆東地区
1位：宇都宮（33勝6敗）
2位：群馬（29勝10敗）
3位：千葉J（25勝14敗）
4位：秋田（18勝21敗）
5位：越谷（13勝26敗）
6位：北海道（13勝26敗）
7位：茨城（8勝31敗）
8位：仙台（8勝31敗）

◆中地区
1位：三遠（34勝4敗）
2位：A東京（28勝11敗）
3位：三河（27勝12敗）
4位：名古屋D（22勝17敗）
5位：SR渋谷（21勝18敗）
6位：FE名古屋（17勝22敗）
7位：横浜BC（16勝23敗）
8位：川崎（13勝26敗）

◆西地区
1位：琉球（27勝12敗）
2位：島根（25勝14敗）
3位：大阪（20勝19敗）
4位：京都（20勝19敗）
5位：広島（18勝21敗）
6位：長崎（17勝22敗）
7位：佐賀（11勝28敗）
8位：滋賀（4勝34敗）