2月25日に富山市総合体育館で「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」のB2リーグ第23節が開催され、富山グラウジーズとアルティーリ千葉と対戦した。

　プレーオフ出場を早々と決め、地区優勝へのマジックが「8」のA千葉に対し、東地区3位でホームの富山は試合開始からユージン・フェルプスが3連続ジャンプシュートで勢いをつけると、そのフェルプスが3本、宇都直輝が4本のアシストを決めるなど、リズムよく攻撃が決まり、25－18とリードした。

　第2クォーターも富山が主導権を渡さない。このクォーターだけで10アシストマーク。アーロン・ホワイトとミッチェル・ワットの5得点を筆頭に8名が得点するなどバランスのいい攻撃を披露して、51－34で前半を折り返した。

　後半に入ると一進一退の展開となる。それでも第4クォーターが始まるときには70－59と11点のリードを奪って最後の10分間を迎えた。

　しかし、第4クォーターにはA千葉の攻勢を受ける展開に。デレク・バートンの8得点を筆頭に、大崎裕太、ブランドン・アシュリーに7得点を許すと、残り11秒に前田怜緒に3ポイントを沈められ、89－87の2点差まで追い込まれた。ここでファウルゲームに出たA千葉に対してホワイトがフリースローを2本ミスする。しかし、そのホワイトがオフェンスリバウンドをキャッチすると、野﨑由之がファウルを受ける。ここで野﨑が確実にフリースローを2本決めて91－87に。最後の望みをかけてアシュリーが3ポイントを放つが、これが入らずゲームセットとなった。

　富山はホワイトが22得点9リバウンドとチームをけん引すると、。フェルプスが19得点10リバウンドのダブルダブルを達成。ミッチェル・ワットが15得点、野﨑が11点をマークした。

　対するA千葉はアシュリーがゲームハイの26得点を記録、リバウンドも10本を挙げてダブルダブルを達成した。その他、バートンが17得点、杉本慶が12得点8アシストを記録するも、序盤のビハインドをひっくり返すことができなかった。

■試合結果
富山グラウジーズ 91－87 アルティーリ千葉
富山｜25｜26｜19｜21｜＝91
千葉｜18｜16｜21｜32｜＝87