神戸ストークスがプレドラッグ・クルニッチHCとの契約を解除「皆さまの神戸ストークスへの愛情は素晴らしいものでした」
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同日、東頭俊典アシスタントコーチ兼通訳がHCに就任
神戸ストークスは2月18日、プレドラッグ・クルニッチヘッドコーチとの契約を解除したと発表した。
ボスニア・ヘルツェゴビナ出身、現在56歳のクルニッチヘッドコーチは、1992年に指導者としてのキャリアをスタートし、ドイツやポーランド、ロシアのプロリーグでヘッドコーチを歴任。2021年から2シーズンにわたって鹿児島レブナイズのヘッドコーチをつとめ、2021-22シーズンにB3リーグで34勝13敗で4位、2022-23シーズンに41勝11敗で4位の成績を残している。
今シーズンの神戸は、12勝29敗でB2西地区6位と低迷中ではあるが、ワイルドカードによるプレーオフ出場圏まで3ゲーム差と可能性を残している。和田竜三朗チーム統括マネージャーは指揮官交代に踏み切った理由を「プレーオフ進出への最後の望みをつなぐために、チーム体制の大きな変更を決断いたしました」と説明した。
クルニッチヘッドコーチはクラブを通して次のようにコメントしている。「皆さまの神戸ストークスへの愛情は素晴らしいものでした。皆さまの持つエネルギー、熱意、チームへの変わらない想いと愛情が特別なものにさせていると実感しました。新しいアリーナの開業に伴い、たくさんの素晴らしいことがすぐそこに待っていると思います。成功とたくさんの素晴らしい景色を皆さまが共有できる未来が待っていると私は信じています。ありがとうございました」
神戸は同日、クルニッチ氏の後任に東頭俊典アシスタントコーチ兼通訳が就任することを発表。東頭ヘッドコーチは、2004年から指導者のキャリアをスタートし、ヘッドコーチとしては大阪エヴェッサやアースフレンズ東京Zで指揮を取った経験を持つ。昨シーズンは群馬クレインサンダーズでアシスタントコーチ兼通訳を務め、今シーズンより神戸に加入した。
東頭ヘッドコーチはクラブを通して「クリニッチヘッドコーチが築いてきた『毎日の練習で全力を尽くす文化』『試合に向けた準備を徹底する姿勢』を継承しながら、ここまで本当に頑張ってきた選手・スタッフ、フロントスタッフがより力を発揮できるよう”ファシリテイター”のような形でチームをまとめていこうと思います」と意欲を露わにした。