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2025.02.18

神戸が指揮官交代「PO進出へ最後の望みを」東頭AC兼通訳をHCに配置転換

  • バスケットボールキング

 B2西地区の神戸ストークスは2月18日、プレドラッグ・クルニッチヘッドコーチとの契約を解除したことを発表した。21日の愛媛オレンジバイキングス戦以降は、東頭俊典アシスタントコーチ兼通訳がヘッドコーチに配置転換されチームの指揮をとる。

 神戸は今シーズンからボスニア・ヘルツェゴビナ出身のクルニッチHCを招へいしたものの、第22節終了時点で12勝29敗の西地区6位と低迷。残り19試合でワイルドカードによるプレーオフ出場圏まで3ゲーム差と可能性を残しているなか、和田竜三朗チーム統括マネージャーは「プレーオフ進出への最後の望みをつなぐために、チーム体制の大きな変更を決断いたしました」と、指揮官交代に踏み切った理由を説明した。

 チームを去ることになったクルニッチHCは、ファンやクラブ関係者への感謝を示しつつ、「新しいアリーナの開業に伴い、たくさんの素晴らしいことがすぐそこに待っていると思います。成功とたくさんの素晴らしい景色を皆さまが共有できる未来が待っていると私は信じています。ありがとうございました」とクラブを通じてコメント。

 残りのシーズンで指揮をとることになった東頭HCは「クルニッチHCが築いてきた『毎日の練習で全力を尽くす文化』『試合に向けた準備を徹底する姿勢』を継承しながら、ここまで本当に頑張ってきた選手・スタッフ、フロントスタッフがより力を発揮できるよう自分は“ファシリテイター”のような形でチームをまとめていこうと思います」と思いを語った。

 なお、神戸は同日付でモリス・ウデゼとの契約を解除し、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの短期契約が満了したアイザック・バッツを獲得したことも発表。新アリーナ「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」の開業も控える終盤戦の巻き返しへ、大きく動いた。