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2025.01.19

名古屋D U18・今西優斗「いつものパフォーマンスができてよかったです」[BリーグU18オールスターゲーム]

  • 月刊バスケットボール

HELIOSを勝利に導いたキャプテン今西優斗


LaLa arena TOKYO-BAYで開催中のBリーグオールスター。1月19日に行われた「インフロニア B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAME」は、高い強度の中で試合が展開されてB.LEAGUE U18 HELIOSが87-78でB.LEAGUE U18 JADEを下した。

HELIOSではホストクラブ千葉J U18の関谷間選手が22得点、さらに佐取龍之介選手(琉球 U18)が16得点でけん引したが、チームをまとめた今西優斗(名古屋D U18)のキャプテンシーも光った試合だった。

今シーズン、所属する名古屋 U18では共に「インフロニア B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAME」に出場した若野瑛太(JADEでプレー)らと共に「B.LEAGUE U18 REGIONAL LEAGUE 2024」、「U18日清食品東海ブロックリーグ」を制すると、11月末から行われた「インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2024」で悲願の初優勝。「3年連続準優勝と悔しい思いをしてきて、優勝したいという思いが人一倍強かったこともあって、優勝できて本当にうれしいです」と喜びを爆発させた。さらに「インフロニアB.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2024」WESTでも現在1位。1月25日の滋賀レイクス U18戦に勝利すれば、今季4冠目となる。

BリーグU18で屈指のガードである今西に、「インフロニア B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAME」の試合後に聞いた。

――オールスターという特別な舞台でのプレーはいかがでしたか?

「個人として3年目ですが、慣れるとかは特になくて高校生がこの舞台でバスケをさせてもらえるのは、当たり前じゃないですし。挙げたら切りがないぐらいたくさんの方々が携わってくれての実現なので、まず感謝を忘れずにということと、みんな緊張もしたと思うんですけど、全力で楽しもうというコンセプトでやったので、それは達成できてよかったです」

――高い強度でプレーを見せて、観客も盛り上がっていました。

「選手同士もそうですし、ミーティングでもU18がオールスターという舞台で試合をさせてもらえる意味をたくさん話していました。求められているのはハッスルする姿や全力を出す姿で、それは最低条件と言いますか、絶対にやらないといけないと思ってプレーしていました」

――マッチアップしたい、一緒にプレーしたい相手はいましたか?

「先日のチャンピオンシップ決勝では千葉ジェッツさんとやらせてもらいましたし、その前はレバンガ北海道さんと3年連続で決勝をやったり、琉球さんともやっていたので、阿部竜大選手(北海道 U18)だったり、関谷間選手(千葉J U18)、佐取龍之介選手(琉球 U18)とかは、昔から何回も戦っているので、一緒にプレーしたいし、対戦したいしというのがあったので、すごくうれしかったです」

――キャプテンという立場で思いも強かったですか?

「そうですね。オンコートはもちろんみんな出来ると思うので、 特にキャプテンとしてオフコートでU18は見られているという自覚をしっかり全員持って、恥じない行動をすること。自分たちの行動がこれからオールスターでU18をやらせてもらえるかにかかっていると思ったので、本当に期間中気を抜かずにやろうと思っていました。

――ご自身のプレーを振り返ってどうですか?

「良くはなかったかなと思うんですけど、オールスターとはいえ、チームが勝つことが一番の目的だったので、その点で自分たちがどんなオフェンスがしたいだとかというのは実現できたと思うので、その点は本当にポイントガードとして良かったと思います。本当にいいスキルを持った選手たちが揃っているので、自分でやるべきところはやらないといけないですが、オールスターだからといって別に普段と違うバスケをするわけではなく、と思っていました」

――短期間でまとめる難しさはいかがでしか?

「お互いで話すという部分もやっぱり大事にしてきて、特にオンコートでほんとミスが起きた後にすぐハドルを組んで、今のはどうだったとか、こういうアイディアがあるとか、オフコートでも話しましたし、そういう部分は本当にすごい役に立ったんじゃないかなと思います」

――9得点、8リバウンド、9アシストというトリプルダブルも狙えるスタッツでした。

「そうでしたか(笑)。オールスターだからとかじゃなく、普段の試合でも得点だけではなくアシスト、リバウンドと全てをやっていかないといけないと思っているので、それはオールスターでも変わらず、いつものパフォーマンスができてよかったです」

――インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2024で初優勝し、インフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2024でも連勝中です。チームの変化は感じますか?

「3年連続準優勝というのもあったのでチャンピオンシップへの思い入れが強くて一番取りたい大会でした。まずはホッとしたのと嬉しいという気持ちでした。すぐ1週間後にエリートリーグが控えていたので切り替えて臨んで、今はインターナショナルカップに対して気持ちを新たに頑張っているところです」

――U15から入って6年目、Bユースでの時間は、ご自身にとってどんな時間になっていますか?

「プロになりたいっていう気持ちが強くなった時間でした。スキル的な部分でいくと、バスケットに対してどれだけ頭を使うのか? どれだけ深いものかを改めて学べた時間でした。まだまだバスケのすべてわかっているわけではなく未熟です。そこに気づけたというのも、U15、U18とやってきてよかった部分です。プロの育成組織もありますし、バスケの質をこだわってやってきたという思いはあります」

――最後にインフロニアB.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2025に向けて抱負をお願いします。

「チームとしてはリージョナルリーグ、U18日清食品東海ブロックリーグ、チャンピオンシップと来て、インフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2024WESTで勝てたら4冠になるので、ラストの大会も勝ちたいという思いはあります。それとは別に海外のチームと対戦できる機会でもあるので、ワクワクという気持ちも大きいです。このチームで戦えるのも最後の大会なので、変わることなく楽しむことをまず意識してやりたいと思います」