淺野ケニーが群馬デビュー戦で初得点「早くプレータイムを勝ち取りたい」
12月18日、オープンハウスアリーナ太田で「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」B1第13節が開催され、群馬クレインサンダーズは72-67で秋田ノーザンハピネッツに勝利した。
第1クォーター残り2分53秒には、16日に契約合意が発表されたばかりの淺野ケニーが初出場。同残り1分53秒の場面では、鋭いカッティングを見せ、ファウルを貰いながらレイアップを成功。惜しくもフリースローは決まらなかったが、群馬のユニフォーム姿で登場早々に加入後初得点をマークした。
4分54秒のプレータイムで2得点1リバウンドを記録した淺野は、群馬加入後初得点について「合わせにいってバスカンまではしっかり判断してできたんですが、(アリーナが)盛り上がっているのとかは正直、あんまり意識がいっていなくて、でもチームメートの選手たちがケニーよくやったみたいな感じで来てくださったことはを覚えていて、すごくうれしかったです」と振り返った。
身長198センチの22歳は、三遠ネオフェニックスの特別指定選手だった昨シーズンにB1で12試合に出場し48得点をマーク。大学生Bリーガーとしても爪痕を残し、満を持してプロキャリアを歩み始めた。
今後の目標については、「ローテーションに入って自分の場所を作るっていうのが今の目標で、そのために少ない時間だと思うんですけど、自分を表現して早くプレータイムを勝ち取りたいと思っています」と意気込みを見せた。
チームの指揮をとるカイル・ミリングヘッドコーチは「ケニー選手は、本当に加入したばかりの新しい若い選手なので、後半で競った状態では出すことができなくなったりするので、何が起こっても修正できるような早い段階で出した方がいいと思っていました」と“デビュー戦”の起用法について説明。
「短い時間でしたけれども、彼の自信につながってくれたらいいなというふうに思ってます。もちろん、ディフェンスもフィジカルにやってくれますし、シュートが入る選手でもあるので、そういったところを期待しています。(外見が似ている)八村選手と同時に出して、相手チームを困惑させることも考えています(笑)」と冗談も交えながら期待を込めた。