11月22日、B1中地区の川崎ブレイブサンダースは、米須玲音と山内ジャヘル琉人が特別指定選手としてプロ契約に合意したと発表した。両選手ともに11月29日に開幕する全日本大学バスケットボール選手権大会（インカレ）終了後にチームへ合流する。

　長崎県出身で現在21歳の米須は、177センチ75キロのポイントガード。東山高校時代から特別指定選手として川崎でプレーした経験を持ち、日本大学へ進学後は2度アシスト王に輝くなど活躍。来年3月の大学卒業を前にプロキャリアをスタートすることが決まった。

　米須は「4年前に特別指定選手として川崎に入らせてもらって、4年後またこうして川崎に呼んでいただいたことをうれしく思います。将来、川崎の中心選手として期待されているということで、その期待に応えられるように頑張ります」とコメントした。

　沖縄県出身で同じく現在21歳の山内は、190センチ96キロのシューティングガード。明成高校（現仙台大学附属明成高校）時代にウインターカップを優勝し、米須らとともに大会ベスト5に輝いた。大東文化大学へ進学後はU22日本代表に選出され、練習生として川崎に在籍した経験も持つ。

　山内は「去年特別指定選手として入る予定だったんですけど、怪我で練習生ということになりました。怪我してもサポートしてくれた川崎にまた呼んでいただいて、僕も期待に応えられるようにまた頑張りたいと思います」と意気込みを口にした。

　入団会見に同席した北卓也ゼネラルマネージャーは「非常に期待できる若い選手たちが加入してくれた。将来的に川崎の中心選手になってほしい」と、有望株たちの飛躍に期待を寄せた。