アルバルク東京をけん引する“98年デュオ”「お互いが引っ張っていけたら」
11月2日、「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン」のB1リーグ第6節が開催され、中地区首位のアルバルク東京がシーホース三河とアウェーで対戦。A東京は公式ホームページをとおして、試合後のコメントを伝えている。
試合開始から連続得点でリードを奪ったA東京は、42-35でハーフタイムを迎える。さらに、第3クォーターでは三河のオフェンスを封じ込め、わずか9失点に抑えると、そのまま最後まで試合を優位に進め、78-59で第1戦を勝利で終えた。
ディープスリーを沈めて会場を湧かすなど、11得点を奪った小酒部泰暉は、「どの試合も負けられないんですけど、相手は同地区ってこともありますし、特に出だしから全員の気持ちが入ってエナジーを持って臨んだのでこういう結果に繋がったと思います。自分のエゴではなく、みんなが自分の仕事をしっかりできたんでそれが良かった点です」と試合を振り返った。
また、13得点5リバウンド3アシスト3スティールと存在感を発揮したテーブス海は、「自分でいけると思っちゃうからこそ、判断が難しくなるときもありますが、このチームでの自分の役割は『周りを気持ちよくプレーさせること』が最優先だと思っていますし、チームが困ったときに点を取れるような選手になるのが理想なので、1対1を仕掛ける場面も上位チームとの対戦では増えていくとは思っています」と自身のプレーについて力強く語った。
この試合でもチームをけん引したテーブスと小酒部は、ともに1998年生まれの同い年コンビ。「おいしいところを全部持っていってるなと思います(笑)。昨年に比べて自分がやらないといけないっていう意識も増してると思うので、一緒に出てるときもすごい頼もしいです。本当にどんだけうまくなるんだろうっていうわくわく感がありますね」。
テーブスが小酒部の印象をそう語ると、「いつもそうなんですけど、ポイントガードとしてしっかりリーダーシップを取ってくれていると思います。海がアタックしてくれることで、外があきますし、海は自分でもフィニッシュする力があるので、そこは引き続き頼りにしています。お互いが引っ張っていけたらいいなと思っています」と小酒部側からもテーブスへの厚い信頼がうかがえる。
ここまで9勝1敗と絶好調のA東京だが、テーブスは「昨シーズンも今シーズンも上位チームにアウェーで連勝できてないです。前回の三遠ネオフェニックスとの対戦では1戦目に勝って、2戦目で30分間ぐらいはやるべきことを遂行できてたんですけど、最後にチームとして崩れてしまいました。明日はチームとして、その次のステップに行けるように必ず勝ちたいなと思います」と第2戦に向けて気を引き締め直す。
今シーズン唯一の黒星を喫したのは、テーブスの語ったとおりアウェーでの第2戦。“98年デュオ”の活躍でA東京がこの難所を突破できるか注目だ。