「若い世代の選手へ希望を与える」河村勇輝の2Way契約締結を古巣も祝福
NBAメンフィス・グリズリーズと2Way契約を締結したバスケットボール日本代表の河村勇輝へ、前所属クラブであるB1横浜ビー・コルセアーズから祝福のコメントが寄せられた。
現在23歳の河村は、横浜BCの司令塔としてBリーグの新人王、レギュラーシーズンMVP、2年連続でアシスト王やベストファイブに輝くなど活躍すると、今年9月に横浜BCを退団し渡米。グリズリーズとエグジビット10契約を結び、トレーニングキャンプとプレシーズンゲームでのアピールが実り、20日(同19日)に2Way契約を締結したことが発表されていた。
河村を送り出した横浜BCの白井英介代表取締役は20日、「言葉も文化も異なる環境下の中でも日々努力を重ね、わずかなチャンスから2Way契約を勝ち取った河村選手へお祝いの言葉を贈りたいと思います。本当におめでとうございます」と、クラブ公式サイトを通じて祝福のコメント。
続けて、「河村選手の活躍は、世界への挑戦を目指す若い世代の選手へ希望を与えるもので、育成をクラブの強みとして掲げ、経営を続けてきた横浜ビー・コルセアーズにとっても非常に喜ばしく思っております。世界に通用する選手を輩出する育成型クラブとして、横浜ビー・コルセアーズは今後も若い世代の選手たちの世界への挑戦を積極的に応援するとともに、日本のバスケットボール界の発展に寄与してまいります」と、プロバスケットボールクラブとしての方針も示した。
10月24日に開幕する2024-25シーズン公式戦で河村が出場することがあれば、日本人では田臥勇太、渡邊雄太、八村塁に次ぐ史上4人目のNBAプレーヤー誕生の偉業。Bリーグでは2030年までに“NBA選手を5人輩出”することを中期経営計画の目標の一つとして掲げており、河村にはその第1号となる期待が寄せられている。