宇都宮が1次審査でBプレミア参入決定「今後は新アリーナ計画を最重要経営課題」
10月17日、Bリーグが2026-2027シーズンから始まる「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」のライセンス交付クラブを発表。宇都宮ブレックスはBプレミア参入決定を受け、クラブ公式サイトにコメントを掲載した。
同クラブは平均入場者数が2022-23シーズンで4165名、2023-24シーズンで4742名、売り上げが2022年度、2023年度とも12億円以上と、いずれもBプレミア参入審査基準を達成。現在利用しているブレックスアリーナ宇都宮をBプレミア基準に改修し、2025年9月には観客席数5000席が準備されていることが認められ、1次審査で交付が承認された。
今回の発表に際し、宇都宮の藤本光正代表はクラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントをしている。
▼藤本光正代表
「本日、宇都宮ブレックスの2026-27シーズンの『B.PREMIER参入』が正式に決定いたしました。B.PREMIER入会基準が公表された当初は、その高いハードルからチャレンジが困難になることが予想され、不安もありました。しかし、このような喜ばしい結果を迎えることができたのは、ファン、スポンサー、行政、メディア、協会など、ブレックスに関わるすべての皆さまのご支援のおかげです。この場を借りて、心より感謝申し上げます。まず、ファンの皆さまには、B.PREMIER基準の1つである『入場者数平均4,000名』のクリアにおいて、ホームゲームへの多くのご来場をいただき、2期連続で基準を達成することができました。2期連続での達成はわずか5クラブのみという誇るべき成果であり、これもひとえにBREX NATIONの皆さまのお力のおかげです。心から感謝申し上げます。
また、『B.PREMIER基準のアリーナ確保』に関しては、今年8月1日に発表させていただいた通り、新アリーナ建設計画を引き続き早期実現に向けて推進することは変わりませんが、審査期限内に計画を策定することが難しい状況となりました。そのため、現ブレックスアリーナ宇都宮の部分的改修計画を立案し、2026-27シーズンのB.PREMIER参入に向けて準備を進める方針をとりました。この方針について、佐藤市長をはじめ、宇都宮市の皆さまにはご理解と多大なるご協力を賜り、迅速かつ柔軟な対応をいただいたおかげで、無事に計画を策定し、本日の審査合格に至ることができました。さらに、ファンの皆さまはもちろんのこと、スポンサー企業の皆さまからの多大なるご支援もあり、審査基準の1つである『売上高12億円』も2期連続で達成することができました。
このように、多くの皆さまのサポートに支えられ、2026-27シーズンのトップカテゴリーであるB.PREMIERへの参入が確定しました。改めて、すべての皆さまに心より御礼申し上げます。今後も私たちは、『BREAK THROUGH』の精神を忘れず、『強く愛されるモチベーションあふれるチームづくり』を続けていきます。バスケットボールやスポーツの発展に貢献するとともに、一人でも多くの方に元気や感動を届け、地域や社会により大きく貢献できるチームを目指して、全力でチーム経営に取り組んでまいります。
まずは2026-27シーズンのB.PREMIER参入確定のニュースを皆さまにお届けできたことに安堵しておりますが、今後は新アリーナ計画を最重要経営課題と位置づけ、引き続き、最優先で計画策定を進めていきます。BREX NATIONの皆さま、引き続きご支援とご声援をよろしくお願い申し上げます」