エスコンフィールドでB1公式戦を開催決定…“北海道vs三河”バスケ界25年ぶり歴史的な年末2連戦
10月9日、B1東地区のレバンガ北海道は、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの本拠地であるエスコンフィールドHOKKAIDOにて、「りそなグループB.LEAGUE 2024-25 SEASON」の公式戦を開催することを発表した。
対象となるのは、12月末に予定されている第15節のシーホース三河戦。当初は北海きたえーるで開催される予定だったが、28日は15時10分から、29日は14時5分から、いずれも「レバンガ北海道 Winter Classic(ウインター・クラシック)@エスコンフィールド」と題して、エスコンフィールドHOKKAIDOで開催されることになった。
クラブの発表によると、日本バスケットボール界において、プロ野球チームが本拠地とする野球場で公式戦を開催した例は、1996年と1999年に東京ドームで行われたNBAレギュラーシーズンの試合以来25年ぶりとのこと。
試合チケットは、10月12日からB.LEAGUEチケットと日本ハムの公式ファンクラブ「FAV」にて販売開始。一般販売は翌13日から発売される予定。試合の模様は、第1戦をNHK総合(北海道)にて、第1戦・第2戦ともにバスケットLIVEで配信される。
今回の発表に際して、レバンガ北海道の折茂武彦代表取締役社長、ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの小村勝代表取締役社長、Bリーグの島田慎二チェアマンが寄せたコメントの全文は以下の通り。
◆■コメント
▼レバンガ北海道 折茂武彦代表取締役社長
このたび、12月28日、29日に開催されるレバンガ北海道のホームゲームを、エスコンフィールドHOKKAIDOに会場を変更し、開催することとなりました。本開催にあたり、ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの皆さまをはじめ、B.LEAGUE、シーホース三河、そして北海道バスケットボール協会はじめ、すべての関係者の皆さまのご尽力を賜り、実現に向けて進めていけることを心より感謝申し上げます。
B.LEAGUE開幕以降、プロ野球チームの本拠地においてリーグ公式戦が開催されるのは初のことであり、このような世界に誇れる素晴らしいスタジアムでのホームゲーム開催は我々にとって何もかもが初の試みとなりますが、常に新しいエンタメを生み出し、進化を続けるファイターズの皆さまとだからこそ成立した試みであり、新しいチャレンジを共に進めていけることに興奮しています。
北海道民をはじめとする北海道のプロスポーツチームを応援してくださる皆さま、そして、バスケットボールを愛する皆さまに楽しんでいただけるような2日間にしていきたいと思っております。
年の瀬の開催となりますが、一人でも多くの方がこの歴史的な2日間を会場にて体感してくださることを願っております。
▼ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 小村勝代表取締役社長
ファイターズ スポーツ&エンターテイメントは既成概念にとらわれず、常に新しい挑戦を続けることを経営理念としています。野球以外のスポーツをエスコンフィールドで開催することは、まさにその理念に基づく新たな挑戦の一環です。
アメリカでは異なるスポーツの競技場で試合を開催する「クロススポーツ・ベニューイベント」が一つのトレンドとなっており、日本のスポーツ界でも、既存の枠組みを超えた発想を積極的に取り入れるべきだと考え、今回、Bリーグおよびレバンガ北海道に開催の提案をさせていただきました。
バスケットボールファンの皆様には、これまでにない特別な観戦体験を提供し、また、野球ファンやエスコンフィールドのファンの皆様にとっては、新しいスポーツの魅力に触れる機会となればと願っております。この取り組みがファン基盤の相互拡大につながることを期待しています。
ぜひ、これまでにないクロススポーツの観戦体験をお楽しみください。
▼ Bリーグ 島田慎二チェアマン
このたび、エスコンフィールドHOKKAIDOにおいて、B.LEAGUEの公式戦が開催されることを、大変嬉しく思います。
エスコンフィールドHOKKAIDOを中核施設とする北海道ボールパークFビレッジは、「世界がまだ見ぬボールパーク」をコンセプトに、これまでスポーツ界になかったエンターテイメントを次々と打ち出しており、「世界一型破りなライブスポーツエンタメ」を目指す我々B.LEAGUEにとっても学ぶところの多い存在であると感じていました。
エスコンフィールドHOKKAIDOでの試合開催をきっかけとして、プロ野球ファンをはじめとする多くの皆様にB.LEAGUEとの接点を持っていただけること、また、レバンガ北海道とファイターズの協力関係により北海道のスポーツがより一層盛り上がることを願っております。