広島が元日本代表のアイラ・ブラウンを獲得…昨季は千葉J所属、開幕直前に緊急補強

　10月2日、B1西地区の広島ドラゴンフライズは、自由交渉選手リストに公示されていたアイラ・ブラウンと、2024－25シーズンの新規選手契約に合意したと発表した。

　帰化選手で日本代表経験もあるブラウンは、193センチ107キロのスモールフォワード兼パワーフォワード。今年8月に42歳の誕生日を迎えた大ベテランだが、千葉ジェッツに在籍していた昨シーズンは、B1リーグ戦56試合（うち先発41試合）に出場するなど健在ぶりをアピール。1試合平均23分16秒のプレータイムで、7.1得点5.0リバウンド1.3アシスト、3ポイント成功率33.1パーセントをマークし、東アジアスーパーリーグと天皇杯の2冠獲得に貢献していた。

　新天地となる広島は昨シーズンのBリーグ覇者。優勝の立役者のひとりでもある河田チリジが開幕を目前に控える10月1日付でインジュアリーリストに登録されたこともあり、その穴を埋める緊急補強の形となった。

　広島の岡崎修司ゼネラルマネージャーは、「手薄となったインサイドを支える働きをしてくれると思います。緊急の招集となりましたが、すでに来日し、チームの練習に参加してくれています。フィジカル面やリバウンド面でチームを支える活躍に期待をしています」と、新戦力のブラウンを紹介。

　ブラウンは「日本一のチームでプレーをする機会を与えてくれた広島ドラゴンフライズに感謝いたします。連覇を期待しているブースターの為にも、ハイレベルなバスケでチームに貢献できればと思います。私を迎えていただいた皆様ありがとうございます。一日でも早く試合に参加できるよう頑張ります」と、クラブを通じてコメントした。