Bリーグが差別や誹謗中傷に対する声明「試合や私生活に重大な支障を生じさせる極めて悪質な行為」
Bリーグは9月30日、選手やスタッフらへの差別および誹謗中傷等に対する姿勢について、公式サイト上に声明文を掲載した。
Bリーグでは、バスケットボール女子日本リーグ(Wリーグ)と日本車いすバスケットボール連盟、日本バスケットボール協会(JBA)と連名で、2021年11月に「Cheer with smile , Cheer with respect -差別・誹謗中傷をなくそう-」を共同宣言。各クラブと連携して、差別や誹謗中傷行為と向き合ってきた。
日本代表への注目度向上の影響から、これまで以上にバスケットボールに対する関心が高まるなか迎える2024-25シーズンへ向けて、Bリーグは次のように姿勢を示した。
「試合会場でチームや選手へ声援を送ること、XやInstagram 等のSNS、各配信サイトや動画サイト、インターネット上の掲示板等において、共感できる仲間たちと語り合うことは、バスケットボールを愛するすべての方にとって素晴らしい時間であるとともに、バスケットボールの発展になくてはならないことだと考えております」
「しかし一方で、試合会場での選手やスタッフ、審判などの関係者に対する侮辱や暴言、SNSでの悪質な誹謗中傷や、事実に基づかない悪意ある投稿が散見されるのも事実です。選手、スタッフ、審判その他B.LEAGUE関係者に対する差別・誹謗中傷等は、それら関係者の尊厳を傷つけ、試合や私生活に重大な支障を生じさせる極めて悪質な行為であり、いかなる理由があっても正当化されるものではなく、B.LEAGUEはこれらの行為について決して許容しません」
来る新シーズンは、10月3日に群馬クレインサンダーズvs広島ドラゴンフライズの“先出し開幕戦”が開催され、同4日に長崎ヴェルカvsサンロッカーズ渋谷、同5日にB1全24クラブ、B2全14クラブが第1節の試合に臨む。
今後も試合会場やSNSにて差別および誹謗中傷等の違法、不当な行為が認められた場合には、「選手とクラブの権利擁護を支援するとともに、法的手段を含め厳正に対処し、これまでと同様に毅然とした姿勢で臨んでまいります」とした。