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2024.09.11

琉球ゴールデンキングスがBリーグクラブとして初のヨーロッパ開催の国際トーナメントに出場、勝ち星は挙げられずも大きな収穫を得る

  • バスケット・カウント

岸本隆一

桶谷HC「ここまでフィジカルが強く、組織力があるチームと対戦する機会はありませんでした」

琉球ゴールデンキングスが、イタリア・シチリア島で行われた国際トーナメントを2戦2敗で終えた。

琉球が出場したのはシチリア島を本拠地とし、今シーズンよりイタリア1部リーグで戦うトラパニ・シャークスが主催するプレシーズントーナメント。欧州屈指の名門として知られるセルビアのパルチザン・ベオグラード、昨シーズンFIBAチャンピオンズリーグに出場したデルトナ・バスケット、そして琉球が招待された。プレシーズントーナメントではあるが、Bリーグ所属クラブがヨーロッパの国際トーナメントに参戦するのが今回が初めてとなる。

琉球はトーナメント初戦でホームのトラパニと対戦。前半はジャック・クーリー、岸本隆一、新加入のケヴェ・アルマらの得点で接戦を展開するも、第3クォーターで点差を離されると、そのまま背中をとらえることができず69-78で敗北した。続く3位決定戦のデルトナ戦も、16得点9リバウンドのクーリー、3本の3ポイントシュートを沈め11得点を挙げた岸本選手らを筆頭に奮闘を見せたが、序盤に奪われたリードを詰めきれないまま敗れ、4位で大会を終えた。

勝ち星を挙げることはできなかったものの、ヨーロッパのトップクラブとの対戦は得難い経験となったようだ。桶谷大ヘッドコーチは「ここまでフィジカルが強く、組織力があるチームと対戦する機会はありませんでした。両チームのスタイルを参考にさらなる成長につなげたいです」、岸本は「練習で培ってきたものが発揮できた部分と、試合の中で初めて気づいた部分の両方がありました。貴重な経験を得られたと感じています」などとコメントしている。

 

琉球ゴールデンキングス vsトラパニ・シャークス
69(20-23、14-14、16-21、19-20)78
ケヴェ・アルマ16得点6リバウンド、アレックス・カーク15得点4リバウンド、ジャック・クーリー12得点7リバウンド、岸本隆一9得点6アシスト

琉球ゴールデンキングス vsデルトナ・バスケット
71(15-21、18-19、17-21、21-19)80
ジャック・クーリー16得点9リバウンド3アシスト、アレックス・カーク14得点11リバウンド、岸本隆一11得点3アシスト