B1三河が桜丘高校出身PG平寿哉の加入発表…米留学視野も地元クラブで“プロデビュー”へ
7月3日、B1リーグのシーホース三河は、今春に桜丘高校を卒業した平寿哉が、2024-25シーズンの特別指定選手として加入することを発表した。
地元の愛知県刈谷市出身で現在18歳の平は、176センチ75キロのポイントガード。シーホース三河U15の創設メンバーでもあり、強豪の桜丘高校に進学後は、インターハイやウインターカップといった全国大会でも司令塔として活躍した。
今春に同校を卒業してからは、アメリカ留学へ向けて準備していたが、古巣でもある三河からのオファーもあり“プロ入り”を決断。
今秋からBリーグでのキャリアを始めることになった平と、三河U15時代から平を知る伊良部勝志ヘッドコーチは、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。
「シーホース三河の皆さま初めまして、今回特別指定選手として入団しました平寿哉です。まずはオファーしてくださったライアン(・リッチマン)HCを始めとしたチーム関係者の皆さんに感謝したいです。桜丘高校卒業後、アメリカ留学に向けて調整していましたが、今回チームからこのような素晴らしい提案をしてくださり熟考した結果、三河でプレーすることを決めました。刈谷市で生まれ育った自分にとってシーホース三河というチームは子どもの頃から憧れであり、夢であり、目標でした。そんな中、自分のBリーグのキャリアをこのチームで始められることをとてもワクワクしています。最後になりますが、ここまで来ることができたのはたくさんの方のサポートがあったからこそだと思います。本当にありがとうございます。応援よろしくお願いします!」(平寿哉)
「約6年前、2018年の三河U15創設時に入団してくれたのが寿哉でした。入団後は、毎日誰よりも早くコートに来てシューティングを行う姿が印象に残っています。練習中は常にオープンな姿勢で仲間へ声かけをし、チームを鼓舞する存在で、育成年代の選手にとって良いロールモデルでした。そんな彼がこうやってトップチームに帰ってきて本当にうれしく思います。歴代の選手から夢をもらってここまで来たように、次は誰かに夢を与える側になりました。優勝に向けて精一杯チームに貢献してほしいと思います。そして、ここ刈谷で生まれ育った選手が、地元の期待を一身に背負って、長く愛される選手として育ってもらいたいと思います」(伊良部U15ヘッドコーチ)