田代直希、琉球ゴールデンキングス退団が決定…チーム一筋8季「全部ありがとう!」
琉球ゴールデンキングスは6月5日、田代直希が契約満了で退団することを発表。Bリーグの自由交渉選手リストに公示された。
24日に31歳の誕生日を迎える田代は、188センチ85キロのスモールフォワード。地元の東海大学付属浦安高校から専修大学に進学し、Bリーグ初年度の2016-17シーズンに琉球へ加入した。琉球一筋を貫くと、2023-24レギュラーシーズンは38試合、「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24」は8試合に出場。レギュラーシーズンのプレータイムは1試合平均7分25秒にとどまった。
クラブと同選手は公式HPで次のようにコメントした。
「田代選手は、入団当初は点取り屋のイメージが強い選手でしたが、田代選手自身の努力によって、泥臭いプレーや、知性あふれるプレーが魅力の選手へと変化し、キングスのバスケットボールを体現してくれる選手に成長してくれました。2019-20シーズンからはキャプテンを勤め、自分なりのリーダーシップを模索しながら成長し、チームを引っ張ってくれました。田代選手のリーダーシップなしには2022-23シーズンのB.LEAGUE優勝も成し得なかったことでしょう。大怪我による離脱やその影響から思うようにプレーができず苦しいこともあったと思いますが、幾度の苦しい時期を乗り越えたからこそ、田代選手のプレー、姿勢、言葉にたくさんの人が心を動かされたのだと思います。田代選手のこれまでのキングス、そして沖縄への多大なる貢献に感謝すると共に、新天地での活躍を心から願っています」(球団コメント)
「沖縄に来てキャリアをスタートさせてから、8年が経ち、思い返すと長かったような、短かったような不思議な感覚で、とても濃い時間を過ごしました。1番感じるのはたくさんの方々に応援をして頂いたことです。怪我に苦しむ時間も多く、下を向きがちな時期にもたくさんサポートをしてくれて、支えてくれて背中を押し続けてくれたファンの皆様には本当に感謝しかありません。そして、たくさんのコーチや選手に成長させて貰いました。特に何も考えずにやって来たバスケットボールに中身や内容がある事を知り、試合や練習に対する準備を叩き込まれました。間違いなくキャリアや人生にとっていい教訓を学び、僕を成長させてくれました。キングスを通して出会ったコーチや選手にも感謝しかありません。そして、キングスは僕を温かく迎え入れてくれて、ずっと面倒を見てくれました。常に叱咤激励してくれたキングスには本当に成長させて貰いましたし、感謝しかありません。キングスに所属出来た事がとても幸運なことだったんだと痛感しています。まさか、僕が沖縄に8年も住むなんて想像もしなかった事が現実になって、バスケットボールという競技にはたくさんの場所に連れて行って貰いましたし、たくさんの人と出会わせて貰いました。もう少しバスケットを通じて人生の旅をしたいなと思っているので、チームは変わるかもしれませんが頭の片隅で僕を応援してくれたらなと思います。なかなか皆様にいい姿を見せられずに残念でしたが、素敵なファンの皆様の前でバスケットをすることが出来た8年はとても幸せで、かけがえのない人生の一部になりました。言いたい事はたくさんあってまとめられないのですが、一言だけ!全部ありがとう!!!!!!!!」