新潟がOBの鵜澤潤HC就任を発表…B3降格の古巣再建へ「魅力溢れるチーム作りを」
B3リーグに降格した新潟アルビレックスBBは6月1日、クラブOBの鵜澤潤氏と2024-25シーズンのヘッドコーチ契約に合意したと発表した。
鵜澤HCは千葉県出身の42歳。市立船橋高校から日本体育大学へと進学し、三菱電機に入社。B1開幕イヤーの2016-17シーズンは名古屋ダイヤモンドドルフィンズで44試合に出場すると、翌年から2019-20シーズンまで新潟アルビレックスBBでプレー。B1合計4シーズンで通算196試合699得点をマークした。
現役引退後の2020年からシャンソンのアシスタントコーチとして指導者キャリアをスタートさせ、昨年2月にヘッドコーチへ内部昇格。鵜澤HCが率いたシャンソンは、今シーズンのWリーグを18勝8敗の5位で終え、プレーオフでは優勝候補の一角に挙げられていたトヨタ自動車アンテロープスを撃破し4強入り。皇后杯でも7大会ぶりに準決勝進出を果たした。
選手として3シーズンプレーした古巣に復帰することになった鵜澤HCは、「再びこの新潟のために力になれる事を非常にうれしく思います。私自身にとって新潟は、選手としてのキャリアの集大成として、素晴らしい仲間と熱いブースターの皆さんと共に、かけがえのない経験をさせていただいた大切な場所です。そのチームが、B1中地区優勝からわずか数年で、来シーズンはB3で戦うことになり、ここから再びトップに這い上がっていくという厳しい状況となった中で、今度は指揮をとる立場として、覚悟をもってこの責務を全うさせていただくことを決めました」と、クラブ公式サイトを通じてコメント。
チーム再建にあたり、「まず1年でのB2昇格、その翌シーズンにはB.LEAGUE ONE参戦、そしてその先にはB.LEAGUE PREMIER参戦というビジョンを掲げ、『覚悟』・『再生』・『復権』この3本柱を軸に戦ってまいります」と意気込みを語り、「そのためには、クラブ・スタッフ・関わるすべての人たちと一丸となって、明確な目標をもって進んでいかなければならないと思います。新潟の皆さんに今まで以上に愛され、地域に活気をもたらす、魅力溢れるチーム作りを目指していきますので、ファン・ブースターの皆さん、支えてくださるスポンサーの皆様、ぜひ期待をもって注目していただき、応援をよろしくお願い致します」と、ファンに後押しを呼びかけた。