2024.05.31
千葉Jのジョン・パトリックHCが退任…今季2冠も退団決定「ドイツに戻って家族と」
B1リーグの千葉ジェッツは5月31日、ジョン・パトリックヘッドコーチが今シーズン限りで契約満了となり、退任することを発表した。
パトリックHCはアメリカ出身の56歳。近畿大学留学経験を持ち、JBL時代のトヨタ自動車アルバルク(現アルバルク東京)を指揮するなど、日本バスケ界に縁ある指揮官で、ドイツのトップリーグで最優秀HC賞に輝いた経歴を持つ。
2022-23シーズンに千葉Jの指揮官に就任すると、B1最長24連勝の記録を打ち立てたほか、B1レギュラーシーズン歴代最高53勝7敗(勝率.883)の成績を残した。同年のファイナルでは惜しくも敗れ準優勝だったものの、就任2年目の今シーズンは東アジアスーパーリーグと天皇杯を制し2冠。リーグ戦は35勝25敗の東地区3位で、ワイルドカード2位としてCSに進出。セミファイナルで琉球ゴールデンキングスに敗れ、惜しくも3冠とはならなかった。
今回の退任発表に際して、パトリックHCはクラブ公式サイトを通じて、次のようにコメントした。
「まず、この2年間、2シーズン、忘れらない素晴らしい経験を作り上げてくれた選手、コーチングスタッフ、マネジメントスタッフ、そして千葉Jのファン、ブースターの皆さまに感謝をしたいです。千葉ではコート上でのチームの成功と日々の選手の努力はもちろん、千葉県内での親切な方々と、美しい海と自然の中で築きあげた友情がなにより自分の生活に豊さを与えてくれました。これから寂しくなると思いますが、ドイツに戻って家族と過ごし、将来またお会いする時の千葉Jの明るい未来を楽しみにしております。2年間の感動と素晴らしい思い出をありがとうございました」
記事提供:バスケットボールキング