広島が下剋上完遂…琉球をファイナル第3戦で破り、Bリーグ王者に
5月28日、横浜アリーナで『日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24』ファイナルが開催され、広島ドラゴンフライズ(ワイルドカード上位)が前年王者の琉球ゴールデンキングス(西地区2位)との第3戦に臨んだ。
琉球はファイナル3戦とも同じメンバーとなる岸本隆一、今村佳太、小野寺祥太、アレン・ダーラム、ジャック・クーリーが先発すると、広島は勝利した第2戦と同じ、中村拓人、山崎稜、ドウェイン・エバンス、ケリー・ブラックシアー・ジュニア、河田チリジの布陣でリーグ優勝を決するこの試合に臨んだ。
注目の第1クォーター、広島はブラックシアー・ジュニアのシュートで先制すると中村が続いて4-0とリードを奪う。しかし、ともに堅いディフェンスで相手のオフェンスを抑えて、得点ペースが上がらない。終盤12-12から河田がダンク、船生誠也が3ポイントを決め、17-12で広島がリードした。
第2クォーターに入ると広島がジリジリとリードを広げ、残り5分28秒に中村がレイアップを決めて、28-19と9点ものリードを奪った。しかし、琉球の岸本にスティールを決められ、そこからヴィック・ローに得点を奪われ場面も。逃げる広島は2ケタリードを奪うことができず、35-29で前半を折り返した。
後半に入り、琉球のディフェンスに攻めあぐねていた広島だが、山崎が3ポイント、エバンスがレイアップシュートとフリースローを決めて、46-35とリードを広げる。だが、ここでも琉球のローや今村に得点を決められ、46-40と6点リードで最終クォーターへ。
勝負を決める第4クォーターも一進一退の展開が続く中、広島がジリジリとリードを広げていく。ディフェンスでも最後まで琉球にリズムを作らせず、65-50で勝利。5クラブ目となるリーグ王者に駆け上がった。
広島はエヴァンスがチームハイの13得点をマーク、中村は12得点と続いた。琉球はローがゲームハイの16得点を挙げるも、最後まで思いどおりのプレーをさせてもらええなかった。
■試合結果
琉球ゴールデンキングス 50-65 広島ドラゴンフライズ(@横浜アリーナ)
琉球|12|17|11|10|=50
広島|17|18|11|19|=65