茨城ロボッツがリチャード・グレスマンヘッドコーチの退団を発表、後任はアシスタントコーチのクリス・ホルム氏
「苦境を乗り越えた選手とチームスタッフを誇りに思います」
茨城ロボッツは5月27日、リチャード・グレスマンヘッドコーチが退団し、今シーズンアシスタントコーチを務めたクリス・ホルム氏が新ヘッドコーチに就任すると発表した。
アメリカ出身のグレスマン氏は、2020-21シーズンに茨城のヘッドコーチに就任。以来3シーズンにわたって指揮をとり、2022-23シーズンをもって退団したものの、今シーズンの成績不振のテコ入れをはかるために2023年11月に再招聘。12勝48敗の成績を挙げてB1残留に貢献した。
グレスマン氏はクラブを通じて「私が茨城県に戻ったとき、ロボッツは非常に厳しい状況にありました。その状況を乗り越えた選手たち、そしてチームスタッフを誇りに思います。ロボッツがB1に残れたのは、チームが最後まで戦い続けたからです」とコメントしている。
ホルム氏は仙台89ERSなどでプレーした後にコーチングの道に進み、2022-23シーズンよりアシスタントコーチとして茨城ロボッツに加入。2023年7月から11月にヘッドコーチを務め、その後は再びアシスタントコーチとして力を尽くした。落慶久GMは「選手との信頼関係も深く、今季の経験を最大限活かしながら、『伸び代』しかない我々をステップアップさせることのできるコーチだと確信した」とオファーの理由を語っている。
ホルム氏はヘッドコーチ就任に際し、「今季は困難もありましたが、ブースターやスポンサーの方々の揺るぎないサポートと献身的な努力のおかげで、上昇気流に乗り、シーズンを終えることができました。今後もこの勢いを維持し、チームをさらに強化し、さらなる成功を収められるよう努力していきます。皆さまの継続的なサポートは私たちにとって大きな意味を持ちます。ともに来季の課題に真正面から取り組んでいきましょう」とコメントしている。