滋賀をB1復帰&B2優勝に導いたダビー・ゴメスHCが退団「キャリアの中で最も特別な場所」
5月26日、滋賀レイクスがダビー・ゴメスヘッドコーチとの契約が2023-24シーズンをもって満了となり、滋賀レイクスを退団することを発表した。
スペイン出身で現在35歳のゴメスHCは、2014年から指導者としてのキャリアをスタートさせ、これまでベネズエラやボリビア、ドイツなどで指導者を歴任。2021-22シーズンはデンマーク1部のクラブでアシスタントコーチを務め、国内リーグ優勝とFIBAヨーロッパカップベスト4入りを果たした。2022年に滋賀のACに就任すると、2023年1月からHCを務めた。
今シーズンは44勝16敗でB2西地区の首位にチームを導くと、B2プレーオフでは青森ワッツと山形ワイヴァンズを破り、1シーズンでのB1復帰を決める。さらに、ファイナルでは越谷アルファーズとの激闘を制し、B2優勝を果たした。
今回の発表に際し、ゴメスHCと原毅人代表取締役社長兼GMはクラブを通じて以下のようにコメントしている。
▼ダビー・ゴメスHC
「最高のブースターの皆さまと、この特別な選手たちに感謝します。毎日を幸せにしていただきありがとうございました。滋賀は私のキャリアの中で最も特別な場所でした。滋賀レイクスの歴史の中で最も成功し、勝利を重ねた時期をコーチとして率いることができ、チームの優勝と数々の記録を達成できたことをうれしく思います。皆さんの未来が素晴らしいものであることを祈っています」
▼原毅人代表取締役社長兼GM
「ダビー・ゴメスHCは、バスケットボールへの『情熱』、選手への『愛情』、そして『知性』に溢れた、皆さまご存知の通り、『B2優勝の最大の立役者』の一人です。1シーズン計67試合、振り返るとあっという間でしたが、シーズン中は時に、『果てしなく長く、心身の疲労を感じる』ことも珍しくありません。そんな中、今シーズンのチームは、フィジカルやエナジーレベルが影響する、各スタッツの数値やプレーを高く維持できたことが、シーズン通して成功を収めることができた大きなポイントでもあり、ゴメスHCの手腕だと感じております。
ゴメスHCと一緒に創り上げてきた『Winning cultureの土台』の上に、来シーズン以降の滋賀レイクスを積み上げていき、カルチャーを“根付かせる”ことに挑戦していきたく存じます。ゴメスHCのコーチングキャリアと人生が、より輝かしいものになりますことを心より願っております。滋賀レイクスに関わるすべての皆さま、『感謝と敬意』を持ってゴメスHCとの思い出を胸に刻んで頂けますと幸いです! そしてこれからも、ゴメスHCへの応援をよろしくお願い致します! Go David, Go Lakes!」