“2人で平均37得点”大阪の主力2本柱がFAに…元NBAのロング「素晴らしい人たちばかりでした」
B1リーグの大阪エヴェッサは5月24日、ショーン・ロングとアンジェロ・カロイアロが今シーズン限りで契約満了となり、同日付で自由交渉選手リストに公示したことを発表した。
アメリカ出身で現在31歳のロングは、208センチ112キロのセンター兼パワーフォワード。フィラデルフィア・セブンティシクサーズでNBA通算18試合に出場した実績を持ち、中国やオーストラリアなどを経て2021-22シーズンに来日。レバンガ北海道の一員として、Bリーグ1年目からB1得点王に輝いた。大阪加入1年目の今シーズンも全60試合に出場し、チームトップの1試合平均19.8得点10.6リバウンドをマーク。インサイドで強烈な存在感を示していた。
同じくアメリカ出身のカロイアロは、7月に35歳の誕生日を迎える203センチ102キロのスモールフォワード兼パワーフォワード。ヨーロッパのクラブを渡り歩き、今シーズン開幕前に大阪へ加入すると、レギュラーシーズン51試合に出場し、1試合平均17.2得点6.8リバウンド3.9アシスト、3ポイント成功率38.5パーセントを記録。ロングとともにチームを支える活躍を見せていた。
2023-24シーズンの大阪は、B1リーグ西地区7位に終わり、2年間にわたってチームを率いたマティアス・フィッシャーヘッドコーチが退団。新シーズンへ向けて藤田弘輝HCが就任し、所属選手の去就も続々と発表しているが、貢献度トップ2の主力外国籍が揃って退団することになった。
今回の発表に際して、両選手が寄せたコメントは以下の通り。
◆■ 選手コメント
▼ ショーン・ロング
大阪にいる全ての皆さま、ありがとうございました。大阪エヴェッサのファン・ブースターの皆さまは素晴らしい人たちばかりでした。チームメイトやスタッフと共にシーズンを楽しむことができました。
▼ アンジェロ・カロイアロ
大阪ではオンコート、オフコート共に大変素晴らしいシーズンを送ることができました。ファン・ブースターの皆さま、チームメイト、コーチ陣、そして私と家族が素晴らしいシーズンを送れるように助けてくださった全ての皆さまに感謝しています。