琉球が千葉Jを下しCSファイナル進出…Bリーグ連覇へ25日から広島と頂上決戦
5月21日、沖縄アリーナで『日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24』セミファイナルの第3戦が行われ、琉球ゴールデンキングス(西地区2位)が83-67で千葉ジェッツ(ワイルドカード2位)に勝利。シリーズ2勝1敗とし、3年連続でのCSファイナル進出を決めた。
琉球は岸本隆一、小野寺祥太、今村佳太、アレン・ダーラム、ジャック・クーリー、千葉Jは富樫勇樹、内尾聡理、原修太、ゼイビア・クックス、ジョン・ムーニーと、両チームとも第2戦と同じスターターで激突。
第1クォーター序盤は互いに守り合う一進一退の攻防が続いたが、琉球はクーリーがインサイドで攻守に存在感を示し、9-0のランで一気にリードを広げ主導権を奪取。琉球8点リードで突入した第2クォーターは、富樫の2ポイントでつなぐ千葉Jに対して、琉球もベンチスタートの牧隼利が3ポイントを沈め、46―31とリードを広げて折り返した。
ハーフタイム明けの第3クォーターは、追いかける千葉Jが富樫の3ポイントなど連続得点で1桁点差まで詰め寄ったが、琉球もタイムアウトを挟んで立て直し、2桁点差でせめぎあう展開に。10点差で迎えた勝負の第4クォーターは、再び琉球が序盤にリードを広げ、千葉Jの反撃を阻止。最後は我慢強い試合運びを見せた琉球が圧倒し、16点差で試合を締めくくった。
2連勝で3年連続のファイナル進出を決めた琉球は、クーリーとダーラムが15得点10リバウンドでダブルダブルと存在感を示し、ベンチスタートのヴィック・ローと牧も2桁得点を記録。沖縄アリーナを埋め尽くした過去最多8712名のファンのサポートも受け、Bリーグ2連覇へ大きく前進した。
一方、天皇杯と東アジアスーパーリーグに続く3冠を目指した千葉Jは、富樫が18得点、クリストファー・スミスが15得点、クックスが14得点と、得点源の選手たちが奮闘したものの、チームの武器でもある3ポイントが成功率17.6パーセント(6/34本)と不発。自慢の攻撃力が鳴りを潜め、2年連続のCSファイナル進出とはならなかった。
2023-24シーズンの王者を決める『日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24』は、3年連続の進出で2連覇がかかる琉球と、ワイルドカードから初優勝を目指す広島ドラゴンフライズによる史上初の西地区対決に。横浜アリーナで25日12時から第1戦、26日13時10分からに第2戦、28日19時5分から第3戦が行われる。
■ 試合結果
琉球 83-67 千葉J
琉球|22|24|19|18|=83
千葉|14|17|24|12|=67
■ 歴代CSファイナル
2016-17 川崎 0-1 栃木
2017-18 千葉J 0-1 A東京
2018-19 千葉J 0-1 A東京
2019-20 新型コロナの影響で中止
2020-21 宇都宮 1-2 千葉J
2021-22 琉球 0-2 宇都宮
2022-23 千葉J 0-2 琉球
2023-24 琉球 vs 広島
※2020-21シーズンから2戦先勝方式
※左がレギュラーシーズン勝率上位