B2降格の信州ブレイブウォリアーズ、勝久マイケルHCが契約継続「コーチとしても成長、前進し続けたい」
信州ブレイブウォリアーズは5月21日、勝久マイケル氏とヘッドコーチ兼プレジデント オブ バスケットボール オペレーションズの契約継続で基本合意したことを発表した。
勝久HCはかつて横浜ビー・コルセアーズ、島根スサノオマジックを率い、栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)のアシスタントコーチを経て、2018-19シーズンに信州の指揮官に就任。翌シーズンにチームをB1昇格に導くと、2020-21シーズンにB1昇格クラブ最多勝利数を更新した。2023-24シーズンは開幕2連勝と好スタートに成功したものの、その後は7連敗。10勝50敗で中地区7位、リーグ全体23位に沈み、B2降格が決まった。
指揮官と木戸康行代表取締役社長はクラブHPで次のようにコメントした。
「この1年間は本当に辛い1年間で、シーズンが終わってから、気持ちの整理に時間が必要でした。応援して頂いている皆さんにとっても、きっとそのようなシーズンであったと思います。しかし、このようなシーズンの中でも選手の成長があったり、信州の将来に向けて宝物のような選手がいたりと、将来に繋がる希望を感じられる部分もあったと思います。何より、入場者数が増え、Bプレミアの参入も見えるところまで来られた事は、このクラブの将来を大きく左右する大きな成果であったと感じています。時にはクラブの中の一部が成長して、時には他の部分が成長し、違う面で苦労することもあると思いますが、全体的にこのクラブは毎年大きく成長を続けていると思っています。どのチームも rebuilding phase(立て直しの時期)は回ってくると思いますが、このクラブにとって日本一のチームになるという目標は変わりません。クラブ全体で力を合わせて、目標に向かい続けたいと思っています」
「このチームを創設から作り上げてきた人達、昔から応援してくださっている人達、新たに応援してくださるようになった人達、みなさんを本当に大切に思っています。そして、このチームを本当に大事に思っています。家族としてもこの大好きな長野でコミュニティができ、いろんな方々に支えられ、かけがえの無い場所です。チームへの想いが強い分、辛い時はより辛い想いになりますが、気持ちも少し落ち着き、このチームを引き続き作り上げられる事を嬉しく思っています。指導者として一番に思っているのは選手の成長に対する責任です。信州にいる選手達の為にも、もう一度我々が作ろうとしてきたカルチャーを構築し、日本一に向かって日々成長という高い目標を持って毎日チームをプッシュし続けながらも、選手が、そして応援してくださっている方々がより多くの喜びや感動を感じれるように、コーチとしても成長、前進し続けたいと思っています」(勝久HC)
「勝久マイケルHCの2024-25シーズンの続投が決まりました。これほどの信州愛に溢れたヘッドコーチと来シーズンも共に戦えることを嬉しく思います。これまでに築き上げてきた土台をチーム全体に浸透させ、再びカルチャーを構築し、大きく勝利に貢献してくれることを期待しています。マイケルHCが全力で挑めるよう、クラブとチームは一丸となって取り組んでまいります」(木戸社長)