大黒柱としてアルバルク東京を第3戦へ導いたロシター「次勝たないと何の意味もない」
5月11日、「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24」クォーターファイナルが行われ、アルバルク東京(東地区2位)がホームの有明コロシアムで琉球ゴールデンキングス(西地区2位)との第2戦に臨んだ。
ダブルオーバータイムにもつれ込んだ第1戦に80-81で敗れたA東京は、負けたらシーズン終了となる第2戦に73-69で勝利し、13日開催の第3戦へと望みをつないだ。クラブは試合後の選手やヘッドコーチのコメントを、公式ホームページを通じて伝えている。
指揮を執るデイニアス・アドマイティスHCは、「琉球さんは非常にフィジカルなチームですが、そのフィジカル面で出だしからしっかり対抗して負けなかった」と勝因を語ると、16得点7リバウンド3スティールと躍動したレオナルド・メインデルは、「勝つことができて本当にうれしいです。ファンの皆さんの応援のおかげで勝つことができました。勝因はエナジー溢れるプレーとゲームプランを遂行すること、我慢強くチームプレーを徹底することだったと思います」と激闘を振り返った。
「いい場面でいい仕事ができた」と話すメインデルは、「オフェンスで得点したときももちろん気持ちがいいですが、相手スコアラーを防ぐことも大事なことです。それが連続でできて良かったです」と、攻防両面での活躍に手応えを感じている様子。
また、大黒柱として24得点13リバウンド5ブロックと大車輪の活躍を見せたライアン・ロシターは、「今日勝たなければシリーズが終わってしまうという状況だったので、1勝1敗にすることができて良かったと思います。ただし、まだシリーズは終わっていません。次勝たないと何の意味もありません。皆さんのサポートが必要です」と再びの勝利へ向けて気を引き締めた。
「負けたら終わりの中、スタートから気持ちの入った自分たちらしいバスケットができた」と語った小酒部泰暉は、「ホームでファンの皆さんと一緒に戦って勝ちたいです」と第3戦へ力を込めると、メインデルも、「それぞれが自分の仕事をして、試合を楽しむだけです。必ず勝たなければいけない試合、規律を守り、ルールを守り、チームで戦います。皆さんぜひ会場に足を運んで、激しい応援をよろしくお願いします!」とファンへ力強いメッセージを送った。
指揮官は「ターンオーバーをなくし、琉球さんにオフェンスリバウンドを取らせず、いかにディフェンスリバウンドをしっかり取れるかが鍵になる」と勝利へのキーポイントを挙げる。運命の第3戦では、王者・琉球とどのような激闘を繰り広げるのだろうか。