前年覇者の琉球がCS進出決定…2度の延長制し7連覇へM3、牧キャリアハイ22得点
4月17日、Bリーグ2023-24シーズンの第33節が行われ、琉球ゴールデンキングスはダブルオーバータイムの末に佐賀バルーナーズに101-97で勝利。Bリーグ開幕から7大会連続(※2019-20シーズンは新型コロナの影響で中止)のチャンピオンシップ進出を決めた。
西地区首位を走る琉球は、ワイルドカード争いでギリギリに踏みとどまっている佐賀をホームに迎えた一戦で、岸本隆一、小野寺翔太、今村佳太、アレン・ダーラム、ジャック・クーリーをスターティングファイブに起用した。
第1クォーターは今村のペイントアタックなどで17-13とリード。第2クォーターは牧隼利が立て続けに長距離砲を決めたものの、佐賀のレイナルド・ガルシアに掻き回され27失点。41-40の1点差で折り返した。
ハーフタイム明けの第3クォーターも一進一退の攻防が続いていたなか、苦しい時間帯をフリースローで乗り切ると、3点リードで突入した第4クォーターは牧が流れを呼び込む3ポイントを立て続けに決める活躍。食らいつく佐賀に苦しめられ、試合時間残り4.5秒でチェイス・フィーラーに逆転の3ポイントを決められたが、土壇場で今村が同点のレイアップを決め、78-78でオーバータイムへと持ち込んだ。
5分間の延長戦では、早々にクーリーがファウルアウトとなると、3分間得点がなく佐賀にリードを許す展開に。今村のクラッチスリーで詰め寄り、松脇圭志のスティールからのレイアップで逆転勝利目前としたが、3点リードの残り1秒に松脇のファウルから狩野祐介に3本のフリースローを決められ逃げ切り失敗。90-90の同点のまま、勝負の行方はダブルオーバータイムへ。2度目の延長5分は、5度のリードチェンジが起きる大激戦となったが、最後は今村、岸本らが冷静にフリースローを沈めた琉球に軍配。100点ゲームで勝利を飾った。
琉球は牧がキャリアハイとなる6本の3ポイント、22得点を挙げ、今村がチーム最多24得点、ダーラムとクーリーが得点とリバウンドでダブルダブルを記録。
一方、佐賀はゲームハイとなる26得点を挙げたガルシアを筆頭に、ヨーリ・チャイルズ、角田太輝、ジョシュ・ハレルソン、フィーラーの5名が2ケタ得点をマークし、最後まで食らいついたが一歩及ばなかった。
この日は同地区の広島ドラゴンフライズが敗れたため、結果的に琉球は勝利せずともCS進出が決まる状況だったが、ホームゲームでの接戦を白星で飾り39勝目(15敗)。CS進出と同時に地区優勝へのマジックナンバーを「3」に減らした。
■試合結果
琉球 101-97 佐賀
琉球|17|24|18|19|12|11|=101
佐賀|13|27|16|22|12| 7|=97