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2024.04.16

10年間のキャリアを地元で終焉、バンビシャス奈良の藤髙宗一郎が引退を表明「すべての皆さまに感謝の気持ちをお伝えしたいです」

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4月21日のホームゲームで引退セレモニーを実施

バンビシャス奈良(23勝35敗、西地区6位)は4月15日、フォワードの藤髙宗一郎が2023-24シーズン終了をもって5人制のプロバスケットボール選手を引退すると発表した。

奈良県出身、現在32歳の藤髙は190cm、90kgのスモールフォワード兼パワーフォワード。2014年に関西大学から日立サンロッカーズ東京(現サンロッカーズ渋谷)に入団。2017年には大阪エヴェッサに移籍し、2020年からは地元の奈良に加入。今シーズンはここまで46試合に出場し、平均7.16分のプレータイムで平均1.1得点、0.7リバウンド、0.4アシストを記録している。

藤髙はクラブを通じてコメントを発表。「実は、4月1日から藤髙先生と呼ばれる日々を過ごしています」と、人に何かを教えるキャリアをスタートさせていることを明かし、「思い返すと10年間、苦しいことのほうが多かったですが、たくさんのすばらしいご縁に恵まれて支えられて、ここまでやってくることができました」とプロ生活を振り返った。

そして、奈良のファンに次のようにメッセージを送った。「なかなか思うような結果が出せず、ブースターの皆さまには歯がゆい思いをさせてしまったことも多かったと思います。それでも、いつも変わらずに応援してくださいました。ブースターの皆さまはもちろん、パートナー企業の皆さま、ボランティアスタッフの皆さま、フロントスタッフ、そしてチームメート、関わってくださったすべての皆さまに、感謝の気持ちをお伝えしたいです」

レギュラーシーズン最終戦となる4月21日のホーム・愛媛オレンジバイキングス戦の試合終了後には引退セレモニーが開催される。また、5人制は引退するがTOKYO DIMEで3人制のプレーヤーとして競技を続けることが発表されている。