韓国出身201センチの有望株が大阪に加入「Bリーグで成長したい」NBA入りも期待されるサラブレッド
3月19日、B1リーグ西地区の大阪エヴェッサは、オーストラリア(NBL)でプレーしていたイ ヒョンジュンと、2023-24シーズンの新規選手契約に合意したと発表した。
韓国出身で現在23歳のイ ヒョンジュンは、201センチ95キロのシューティングガード兼スモールフォワード。1984年のロサンゼルスオリンピック女子バスケットボール韓国代表のソン ジョンアを母に持つ韓国バスケ界の“サラブレッド”で、オーストラリアのNBAグローバル・アカデミーを経て、NCAAディビジョン1のデイビッドソン大学へ進学。同大在学中だった2022年にNBAドラフトへアーリーエントリーするなど、将来を期待されている若手有望株だ。
プロキャリアは昨年、NBA下部Gリーグのサンタクルーズ・ウォリアーズでスタートさせ、昨年7月にNBLのイラワラ・ホークスに加入。NBLデビューイヤーとなった今シーズンは32試合に出場し、1試合平均7.3得点3.7リバウンド0.9アシストをマークした。
イ ヒョンジュンはクラブを通じて、「大阪エヴェッサの一員になれることをうれしく思っています。チームにパッションをもたらし、自分の力を尽くすことを約束します。ファン・ブースターの皆さまの応援とサポートは自分にとって大きなものであり、ともに忘れられない思い出を作ることが待ちきれないです」とコメント。
また、大阪の黒木雄太ゼネラルマネジャーは「彼の所属するオーストラリア(NBL)のクラブが3月中旬にシーズンを終了したことで、直ちに移籍すれば登録期限にも間に合いシーズンの残り18試合でプレーが可能な状況でした。自身の成長の場を求めるイ選手と、最後までさらなる強化を求める我々の意向が一致したことで、このタイミングで加入することになりました」と、今回の新戦力獲得に至った経緯を説明した。
なお、韓国メディア『JUMPBALL』によると、イ ヒョンジュンは継続的にNBA挑戦の道を模索しているようで、エージェントを通じて「サマーリーグまで空白期間があるが、この期間中にコンディションをさらに引き上げるつもりだ。大阪に合流することができてうれしく、Bリーグでの経験を生かして持続的に成長したい」ともコメントしているとのこと。まずはBリーグのシーズン終盤にどのようなプレーを見せるのか注目だ。