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2024.03.11

東日本大震災から13年…クラブや選手が声明発表、仙台89ERS「皆様と一緒に明るい未来を」

  • バスケットボールキング

 2024年3月11日、東日本大震災から13年が経過。Bリーグの各クラブはHPやSNSを通じて、声明を発表した。

 仙台89ERSは津波の被害に遭った荒浜地区を訪れ、地震が発生した14時46分に黙祷を捧げたという。志村雄彦代表取締役社長は次のようにコメントした。

「東日本大震災から13年という月日が経ちました。日々薄れていく記憶の中で、3月を迎えると当時のこと、震災以前のことを思い出す時間が増えてきます。これまでナイナーズの一員としてあの時からここまで歩んできた唯一のメンバーとして当時の想いを伝え、届けることが自分の使命であると信じて活動してきました。多くの悲しみと深い痛みの中、13年間かけてまちは手を取り合い思いやりの心を持ち、前に進み続け、未来に向かって歩んできました」

「ナイナーズはB.プレミア参入を目指しB1の舞台で闘い続けられている今があるのは、どんな時もあたたかく背中を押し続けてくださったファンの皆様、そして地域の皆様の支えがあったからこそでした。これまでの歩みに感謝の気持ちを込め、皆様と一緒に明るい未来を目指します。そして、仙台・宮城に日本一を届けるため、地域の誇りとなるクラブであり続けるよう活動して参ります。このまちのために、これまでも このまちのために、これからも」

 福島ファイヤーボンズは9日、10日に円谷幸吉メモリアルアリーナで行われた越谷アルファーズとの第25節を“BONDS UP DAY”として開催。大黒摩季さんがオープニングとハーフタイムに復興応援ライブとしてパフォーマンスを披露し、会場のファンを盛り上げた。

黙祷を捧げる福島の選手たち [写真]=B.LEAGUE

 岩手ビッグブルズは盛岡タカヤアリーナでの青森ワッツ戦を“東日本大震災復興祈念試合”として実施し、9日の試合ではクラブ史上最多3873人の入場者数を記録。23日、24日は宮古市民総合体育館で復興祈念試合を行う予定で、水野哲志代表取締役社長は「ハード面の復興は着実に進んでいますが、心の復興は終わることはありません。寄り添えるクラブになれるように。岩手に最高の笑顔の花が咲きますように」とメッセージを送った。

 本拠地のアダストリアみとアリーナが救援物資の集積拠点として使用されていた茨城ロボッツは「3.11を忘れない。」との言葉とともに、「亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、バスケットボールができる日常に感謝し、日々邁進してまいります」とつづった。

 また、山形ワイヴァンズのオフコートキャプテンを務める村上慎也は自身のXを通じて「いつも日々感謝する気持ちはあるけど、今日という日は特に考えさせる日。2024年は能登半島地震に始まり改めていつ何が起こるか分からないと感じました。今日も感謝の気持ちを忘れずに、またこれからもバスケットが出来る事に感謝してたくさんの人を笑顔に出来るようこれからも頑張ります」と決意を示した。

 上記以外にもクラブや選手が震災を風化させないため、SNSでメッセージを投稿した。