千葉Jがクリストファー・スミスを獲得「優勝へのピース」昨季Bベスト5の主力が古巣復帰
B1東地区の千葉ジェッツは3月1日、昨シーズンまで所属していたクリストファー・スミスと、2023-24シーズンの新規選手契約に合意したと発表した。
1週間後に30歳の誕生日を迎えるスミスは、193センチ95キロのシューティングガード兼スモールフォワード。フランスでキャリアを始め、ベルギー、ハンガリー、ポーランドのクラブを渡り歩き、2021-22シーズンから2シーズンに渡って千葉Jに在籍。2年連続でベスト6thマンを受賞、昨シーズンはベストファイブにも選出されるなど、チームの主力選手として活躍した。
昨シーズン終了後に自由契約となり、NBLのブリスベン・ブレッツへと移籍すると、28試合中27試合に出場し1試合平均11.0得点1.1アシスト2.1リバウンドをマーク。NBLのシーズンが終了したタイミングで、千葉Jのディー・ジェイ・ステフェンズがインジュアリーリスト入りしたこともあり、古巣復帰することになった。
池内勇太ゼネラルマネージャーは、「昨シーズンの在籍を通して、(ジョン・)パトリックヘッドコーチのバスケットボールを深く理解していることや、一緒にプレーしたチームメイトが多くいる中で、今シーズンのチームスタイルと戦術にもすぐにアジャストし必ず優勝へのピースとなってくれると期待しております」と、約10カ月ぶりに復帰する“新戦力”に期待。
スミスは「オーストラリアへ行ってからも、ブースターの皆さまからいつも愛のあるメッセージを沢山もらい、本当に力になりました。千葉ジェッツという素晴らしい組織に戻ることができ、本当にうれしいです。皆さんの前でプレーできることを楽しみにしています!」と、クラブを通じてコメントした。
現在、千葉Jは25勝14敗で東地区首位と7ゲーム差の3位、ワイルドカード争い1位と、チャンピオンシップ進出へ向けて正念場を迎えており、16日には天皇杯ファイナルも控えている状況。負傷離脱者も出てきた中で、頼もしい存在が帰ってきた。