Bリーグの“NBL参戦”で代表強化を…詳細未定も島田チェアマン「楽しみにしてもらいたい」
2月20日、Bリーグがマーケティングレポートに関するメディアブリーフィングを実施し、島田慎二チェアマンがメディアの取材に対応。先日構想が明かされた“BクラブのNBL参戦”について、現状を説明した。
Bリーグは1月27日にNBLとのパートナーシップ締結に向けて基本合意したと発表。今後の検討議題として挙げられた4点のうち、特に話題になったのが「両国の持続的なバスケットボールの発展のためB.LEAGUEのクラブがNBLに参加する」という文言。世界でもトップクラスの競技力を誇るオーストラリアへ、日本からチームを派遣するという驚きの構想が明かされたのだ。
この“NBL参戦”について、島田チェアマンは「ハードルがたくさんあって、誰がクラブを運営するのか、財源はどうするのか、NBLのルールに適合できるのか…。まだ漠然としている」と前置きしつつ、これまでも度々口にしてきた“日本代表の強化”が念頭にあることを強調した。
また、「私の仕事としては、方向が決まった時にスポンサーしてくれますか?と協賛企業をあたっていくこと。まだフワっとしているけど、(参戦するという構想が)世の中に公開されていないと、得体が知られなさすぎて、具体的な議論やオファーもできないので、一旦MOU(基本合意)の議題の中に入れさせてもらって、本格的に協議していくぞ!と狼煙を上げた段階」と説明。「いま具体的に話せることはないですけど、楽しみにしてもらいたいと思います。私は実現に向けてやっていきたい」と意気込みを語った。
競技は異なるものの、過去にはラグビーで「サンウルブズ」が国際大会スーパーラグビーに“日本チーム”として参戦した例もある。島田チェアマンはチーム構成も「まだ白紙」としたが、「武者修行のような形をどういう形であれ(実現したい)。若手選手が中心になるのか、ある程度の中堅選手まで入れるのか、それもまだ決まっていないけど、仮に毎年5人がNBLでプレーすることになって10年続けたら、50人が世界トップクラスのリーグでチャレンジできるということになる。それはすごいことだし、価値あることじゃないかなと思う。これから具体的な協議を進めていきます」と話した。