14連勝でリーグ最高勝率も三遠に油断なし…大浦颯太「いつ負けてもおかしくない」
2月4日、Bリーグの第21節が各地で行われ、三遠ネオフェニックスが島根スサノオマジックとホームで対戦。クラブは公式ホームページをとおして、試合後のコメントを伝えている。
第1戦に103-71で快勝した三遠は、第2戦でも前半で最大17点差をつけ、46-35とリードを奪って試合を折り返す。迎えた後半では島根に点差を詰められる展開になるが、大浦颯太がバスケットカウントの3ポイントを沈めるなど最後まで逆転は許さず、三遠が85-82で逃げ切り勝利を収めた。
指揮官の大野篤史ヘッドコーチは、第4クォーターで9得点3リバウンド2アシストと躍動した大浦について聞かれると、「プレータイムを制限したかったですが、ファウルトラブルもあり、状況が状況だったので長く出てもらいましたが、大浦選手がしっかりとチームをコントロールしてオフェンスのリズムを整えてくれたおかげで、勝利できたと思います。最後の4ポイントプレーもかなり大きかったです」とその活躍を絶賛した。
その大浦自身は、「自分たちのバスケットができない時間帯もあり難しい展開でしたが、まずは勝ち切れたことは大きいです。いつ負けてもおかしくない状況ですし、自分たちのバスケットを40分間やり続けないといけないと感じた試合でした」と語っており、チームが14連勝を飾ったにも関わらず、反省点を口にした。
この試合では浜松アリーナにクラブ最多となる5093名のブースターが来場したが、大野HCは「たくさんのブースターの皆さんの前で試合をすることは自分自身もうれしいことですし、選手たちのモチベーションも上がると思います。徐々に来場者数も増えていますし、三遠のバスケットボールを見たいと思えるようなチームになれるように今後も努力していきたい」と力を込める。
さらに、大浦も「特に最後の3ポイントを決めたときは、すごく歓声を感じました。浜松での開催にも関わらず豊橋からも色々な方が足を運んでくれていますので、今日はブースターの皆さんの力を借りて勝利につながったと思っています」とファンへ感謝のメッセージを送ると、最後は勝って兜の緒を締めるように気持ちを切り替えた。
「まずは目の前の1試合1試合を戦っていかなければいけないです。レギュラーシーズンが終わったわけでも、チャンピオンを獲ったわけでもないので、どの相手でも自分たちのやるべきことや相手のスカウティングなどの対策をして、ブースターの皆さんに勝利を届けることができたらと思います」
現在リーグ最高勝率の32勝4敗で、中地区首位の三遠。次戦は7日にファイティングイーグルス名古屋とアウェーでの対戦に臨む。